福岡伝統太極拳 湧泉会 ブログ 〔中国武術の時間〕

福岡伝統太極拳 湧泉会は、福岡県福岡市・太宰府市・大野城市・筑紫野市地区を中心に伝統的な楊氏太極拳・陳氏太極拳・馬貴派八卦掌・古伝太極剣・太極刀等の中国武術を専門に練習している教室です! 湧泉会の日々の練習記や行事予定、中国武術系や格闘技系の書籍を当時の思い出と共に紹介。
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書籍☆中国武術史 5 太氣会 天野敏

今回は太気拳界のパイオニア 太気会の天野敏師範のビデオや書籍を紹介したい。長身に甘いマスク、あの笑顔は男でも惚れ込んでしまいそうないい男である。実際、当会会員のYさんは天野師範の大ファンである。

 
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天野敏の太氣拳完全戦闘理論[DVD]
天野師範の処女作になるのであろうか、私は前出したYさんにビデオ版を貸して頂いた。感想としては、この第一作では太気拳というよりは、意拳という印象が強かった。実際当時は、意拳のヨウ兄弟を招聘したり、中国へ意拳を学びに行かれていたようだ。

   
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天野敏の 太氣拳挑戦講座[DVD]
こちらもビデオ版を借りて見たのだが、第一作の完全戦闘理論とは、明らかに雰囲気が違っていた。どっしりと腰も落ち、重さも出てきている。おそらく天野師範の中で、意拳で学んだ理論や練習体系と元々学んでいた太気拳の稽古法が融合され、ご自身でも納得いく練習法を確立されつつあったのだろう。確実に上達されているという印象を受けた。

 
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天野敏 組手再入門[DVD]
こちらは、前シリーズから少し時間を空けて販売されたようだ。見てみると、肌つやも良くかえって若返っているように見える。この作品の上巻では、組み手を重点に説明されている。下巻では、改めて練習方法を紹介しているが、前シリーズと比べるとより隙間のない動き(小架)になっているようだ。年齢を超えて上達するという現実が太気会では、実践されているようである。

  

上記、作品の書籍版として、太気拳の扉組手再入門も発売されている。併せて参照する価値はあるだろう。他に天野敏の拳舞-KENBU-[DVD]では音楽とのコラボにも挑戦されているようだ。

天野師範の出現により太気拳の練習体系が理論的に紹介され、以前の喧嘩拳法というイメージは、随分変わったようにみえる。まさに太気拳界のパイオニアと言えよう。今後のご活躍にも期待したい。


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太気拳関連の書籍


[ 2011/02/01 21:42 ] 書籍☆中国武術史 | TB(-) | CM(0)

書籍☆中国武術史 4 詠春拳入門

今回紹介する書籍は、詠春拳入門―戦慄の実戦拳法 川村 祐三(著)である。

  

私は初版本を購入したが、後に改訂版が再販された。現在は絶版のようで定価は2,300円位であったが、中古品でもかなり値段が高騰しているようだ。詠春拳は日本ではあまり知られていないが、欧米ではブルースリーが最初に学んだ拳法として有名である。ちなみに川村先生は、日本語学校の教師だったそうで英会話の本も出版されている。

この書籍を購入した頃の私は、念願の陳式太極拳を学び始めていた。ただ残念ながら、その当時習っていた教室でも納得のいくような稽古法や指導は受けられなかった。今になって考えると仕方のない話で、当時は陳式太極拳を教える教室といっても、指導者自体が講習会等で陳式の套路を覚えて帰ってくるのが精一杯の状態で、まだまだ先生達もどう教えればいいのか、どう練習すればいいのか試行錯誤の段階だったと思う。また套路を学ぶ事自体もちろん大切だが、やはりその門派の身体作りや基本功、練功法なども合わせて学ばなければ、結局は用を成さないのだろう。

大手の団体では、当時から訪中団を結成して北京や上海、そして陳家溝などへと派遣していたが、現在の中国と違い交通手段や宿泊施設も整備されていない頃で、皆さん大変な思いをして学んで来られたのだと思う。そういった方たちの中から現在では、素晴らしい陳式太極拳の指導者もいるようだ。改めてその方たちには敬意を表したい。

詠春拳入門に話を戻そう。当時、日本で出版される中国武術系の書籍は、ほとんどが北派拳法を扱ったもので、南派拳法を専門的に扱った書は、この書籍が初めてだったのではないだろうか。本書では、詠春拳の歴史、基本技法、小念頭の套路、応用、対人練習まで実に丁寧に紹介されている。

この書籍に関する私自身のエピソードとして、もう太極拳はなかなか良い先生もいないので詠春拳に乗り換えてしまおうかと思い、当時、詠春拳武学社では通信教育を行なっていると本書に記載されていたので、手紙を書いた記憶がある。

返事には、九州地区は遠方のため通信教育の範囲ではないが、年に数回上京が可能であれば考慮する。また期限内に5名以上の受講者を集められれば、指導員を派遣するといったような条件が記載されていた。結果として条件がクリアできず断念してしまったが、今考えれば無理をしてでも習っておけばよかったと後悔している。

現在、本書の著者は諸々の理由により、武術界からは離れてしまわれたようだ。残念でならない。出来ることなら、今一度指導を再開していただきたい指導者の一人だと思う。

ちなみに初版本の巻末に、練習用のビデオ販売が記載されていたのだが、まだお持ちの方がいれば、譲って頂けないだろうか。譲って頂ける方は、条件を明記の上、こちらまで、メールにて連絡頂きたい。

本書の続編として〔尋橋編〕が後に自費出版された。こちらは写真が不鮮明なのが残念だが、やはり内容的には良書である。興味のある方は、下記オークション情報をこまめに参照されるか、日本の古本屋などの古書情報を調べてみるとよいだろう。




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[ 2011/01/24 03:08 ] 書籍☆中国武術史 | TB(0) | CM(0)

書籍☆中国武術史 2 程聖龍内家拳 陳氏太極拳

書籍☆中国武術史の第二回は、程聖龍内家拳 陳氏太極拳 を取り上げてみたい。
ちなみに今回の程聖龍という名も本名ではないようだ



前回の記事でも書いたが、この書籍☆中国武術史で紹介する書籍やビデオはお勧め商品を紹介するという訳ではなく、あくまで私個人の印象に残った書籍やビデオを当時の思い出と共に紹介するという趣旨なのでご理解頂きたい。

では、なぜこのビデオが印象に残っているのだろうか。
このビデオを見た当時の私はすでに太極拳を学び始めていた。しかし残念ながら、当時私が通っていた教室では、私が思っていたような太極拳の指導は受けられなかった。今から25年以上前の地方では、一部の教室を除いてどこの教室も同じような状況だったと思う。

そのような状況の中で、どうも自分たちの学んでいる太極拳は健康体操で、陳家太極拳という太極拳だけは本物の武術としての太極拳であるという話を聞いた(現在では、当然そうは思わない!)そして、これはぜひとも陳家太極拳を見てみたいと思っていた時に出会ったのがこのビデオである。

自宅からだいぶ離れたレンタルビデオ店で見つけたのだが、無理を言って会員にしてもらい、とにかく早く見たくて家路を急いだ記憶がある。そういった意味で印象に残っているビデオである。内容に関しては、あえて触れないでおきたいが、それでも「これが陳家太極拳か」と当時は興奮して見たものだ。

後に「程聖龍内家拳~八卦掌~」を知人から借りて見た時も「これが神秘の拳法 八卦掌か!」とわくわくしながら見ていた。当時の我々のレベルなど、その程度である。当時の本当に一握りの限られた情報の中では、何が良くて何が悪いかなど分からない。与えられた情報だけが全てだった・・・。

その当時と比べれば、現在では、日本在住の中国武術家のDVDはいくらでも販売されているし、中国製のDVDやVCDも通販で簡単に手に入る。少し探せば、本場中国の宗家クラスの映像も簡単に見ることが出来る。また講習会などに参加すれば直接見るチャンスもあるだろう。本当に良い時代になったなと思う。

しかし、私などは当時の少し怪しくて神秘と真実が混在していた中国武術の世界で一喜一憂していた時代も、また懐かしく思ったりもするのである。

ちなみにこの程聖龍内家拳シリーズは、続編として八卦掌、形意拳なども販売され、現在ではDVD化されているようだ。興味のある方は、DMMやゲオなどでネットレンタルしてみるとよいだろう。

 


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[ 2011/01/02 00:49 ] 書籍☆中国武術史 | TB(0) | CM(0)

書籍☆中国武術史 1 太極拳の科学

中国武術を学び始める理由は人さまざまであるが、当会の男性会員の話を聞いてみると、50代ではブルース・リーの影響を受けた人、40代では松田隆智氏の書籍や「拳児」「男組」などの漫画の影響を受けた人が多い。また30代以下の人では、近年の古武術ブームで興味を持った人も多いようだ。私自身は、幼少の頃よりのプロレスファンであり、10代中盤からはU・W・Fの影響で格闘技を始めた。その格闘技の延長線上で中国武術に興味を持ち、現在まで続けてきた訳であるが、やはりその過程で数多くの中国武術系の書籍との出会いがあった。

このブログサイトは、amazon.co.jp のアソシエイトと提携しているので、今回私も改めて中国武術系の書籍を検索してみた。大変懐かしい書籍もあり、またその当時のことを思い出したりもした。

そこで今回から、書籍☆中国武術史とのカテゴリで当時の修行経験なども思い出しながら、主に中国武術系の書籍を紹介してみようと思う。なお印象に残っている書籍を中心に紹介する予定なので、必ずしもお勧めの書籍ではないことをご容赦頂きたい。

さて、では第一回目に紹介する書籍は、太極拳の科学 陳孺性 (著)である。
ちなみに著者の陳孺性とはPNである。



この書籍を初めて読んだのは、確か図書館だったと思う。正直内容に関しては、今にして思えばというところもあるが、何しろ四半世紀も前に出版された書籍である。当時の中国武術系の書籍のほとんどは、立ち方や突き蹴りの基本、そして型が一つか二つ紹介されていて、最後に型の用法といった感じで、正直空手の教本とさして変わらないものばかりだった。それらと比べれば、当時としては、かなり画期的な書籍だったと思う。

当時の私は、まだまだ格闘技やウェイトトレーニングが練習の中心であり、中国武術系の書籍はさっと目を通す程度であったのだが、不思議とこの書籍は一気に読んでしまった記憶がある。つまり読みやすくて面白かったのだろう。またこの当時は腰を痛めたりして、体力的なものや技術的な部分で伸び悩んでいたこともあり、この頃を機に中国武術(特に内家拳)に興味を持ち始めたように思う。現在まで何度か改訂されながら再版を続けているようだ。興味のある人は、図書館ででも借りてみたらいかがだろうか。amazon.co.jpでも中古品であれば、かなり低価格で購入できるようである。

また、続編として太極拳の神秘―太極拳パワーの謎を解き明かすもある。こちらでは陳家太極拳を紹介しているようだ。私が読んだ当時は、続・太極拳の科学の題名であった。



ちなみにこの書籍のビデオ版が当時販売されていたのだが、当時は高価で買えなかった。近年になってDVDに録画されたものを見る機会があったが、見てみると何とも言えない複雑な感情を抱いたものだ。


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[ 2011/01/01 15:18 ] 書籍☆中国武術史 | TB(-) | CM(-)
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日曜クラス 14:00~
   筑紫野市,太宰府市

水曜クラス 19:30~
   筑紫野市,太宰府市

火曜クラス 19:30~ NEW!
   太宰府市

八卦掌クラス
詳細は、こちらをご覧下さい。

福岡教室
月曜日 18:30~
    福岡市千代地区


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