福岡伝統太極拳 湧泉会 ブログ 〔中国武術の時間〕

福岡伝統太極拳 湧泉会は、福岡県福岡市・太宰府市・大野城市・筑紫野市地区を中心に伝統的な楊氏太極拳・陳氏太極拳・馬貴派八卦掌・古伝太極剣・太極刀等の中国武術を専門に練習している教室です! 湧泉会の日々の練習記や行事予定、中国武術系や格闘技系の書籍を当時の思い出と共に紹介。
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一年振りの鄭志鴻老師

昨年の12月に中国に帰国された鄭志鴻老師が(詳しくは、「鄭志鴻老師の最後の授業〕を御覧下さい。)10月末に一時来日された。

帰国後もwechatでたまに連絡を取り合っていたものの、世間話程度で武術の話などをする事もなく、文字通り最後の授業となっていた。

しかし10月になって師兄弟の一人から、鄭先生が10月の末に一時来日されると連絡があり、またその数日後には鄭先生からも直接来日する旨の連絡を頂いた。

正直を言えば、昨年一度気持ちの区切りをつけており、もうお会いする事はないだろうと思っていたのだが、それでも当人から直接連絡が入ると、やはり会いたいと思うし、もう一度指導を受けたいと思うのだから不思議なものだ。

具体的には10月28日に来日され、11月2日には中国に戻られるとの事。実際の滞在は29日から1日迄の4日間のみ。私のほうも29日は駄目で、30日は当会の稽古、1日は父の定期健診で、空いているのは31日のみ。

事前に鄭先生には31日の昼間にどうかと尋ねてみると、31日でたぶん大丈夫だが到着してからでないとわからないとの事。まぁ駄目な場合は仕方がないと来日を待つことにした。

29日には師兄弟達で食事会が開催され、30日には合同稽古も開催されたようだった。

さて、では30日に明日31日の都合はどうかと連絡を取ってみると、返信がない。

師兄弟達のチャットグループに尋ねると、鄭先生の携帯は中国国外には対応しておらず、現在直接の連絡手段は無いとの事。ただ31日も朝に合同稽古を行う予定だと教えて頂いた。

その時間帯は私のほうが難しく、また鄭先生のほうでも滞在期間中に色々と用事もあるだろうと思い、今回は残念だけれども、よろしくお伝え下さいと伝言をお願いする事にした。

まぁ無理を言っても仕方がない。縁があれば、またお会いする事もあるだろうと今回の再会は早々に断念する事にした。



と思っていたら、翌31日の10時過ぎになってタブレットを開いてみると、鄭先生からchatにメッセージが入っていた。今日の午後3時から1時間程度練習ができるとの事。後々聞いた話しでは、ホテルでのみwi-fiが可能だったらしい。

今から出れば、時間的には間に合うと、さっそく新幹線に飛び乗った

午後2時過ぎに小倉に到着。小倉に来るのも一年ぶり。

小倉城
もう二度と来る事はないと思っていた小倉城。

午後3時を過ぎても鄭先生は来ない…。20分過ぎて、ご到着。時間に関しては相変わらずみたいね(^^;)

鄭先生
1年ぶりお会いした鄭志鴻老師は、スリムになり一段と精悍さを増しているように感じた。

現在のお互いの生活状況を一通り話した後に稽古開始。

まずは站樁のチェック。なるほど、ある意識を持つ事で確かに違う感覚が出てくる。

続いて走圏のチェック。やはり一年経つと、鄭先生も色々と気付きがあられたようだ。弓矢を例に裡直外弧について説明を受けた。

その後、一年前に学んだ傳剣秋伝の八卦掌の第二掌を復習。この第二掌は、帰国前に一度学んだだけなので、少し曖昧になっていた。

そして、小雨が降ってきて、そろそろ時間かなと思っていたところで、傳剣秋伝の第三掌を教えて頂いた。正直、今回は時間も短いし、新しい事は習えないと思っていただけに、これはビッグサプライズ!(^^)!

劈掌
傳剣秋伝の八卦掌 第三掌 劈掌

麒麟吐書
同じく第三掌 翻身麒麟吐書 

鄭 麒麟吐書
鄭先生の翻身麒麟吐書 さすがの迫力!

第三掌の構成は、単換掌から劈掌→翻身麒麟吐書を二回繰り返した後、双換掌を行う感じだろうか。

この傳剣秋伝の八卦掌は、鄭先生が上海の裴錫栄老師から学んだそうで、構成的には同じ裴錫栄老師門下の武当拳法協会の馮正宝老師が伝える劉鳳春伝の八卦掌と同根のようだ。傳剣秋は、劉鳳春の弟子なので、正確に言えば劉派八卦掌といったところだろう。ただ裵先生は傳先師に直接習っているので、鄭先生との会話の中で傳剣秋の名がよく出てきたのかもしれない。


馮正宝老師の劉派八大掌

馮老師の八大掌と見比べてみると、鄭先生のほうがいたってシンプルな印象を受ける。学んだ時期が違うため、同門といえども多少の違いが出てくるのだろうか。いずれにしろ貴重な套路を教えて頂いた。鄭先生、ありがとうございます!

結局、一時間の約束が二時間以上一緒にいてしまった。その間、鄭先生は私のタブレットから色んな人に写真を送ったりしていたが、大丈夫だったのだろうか、もし迷惑をかけた方がいたら、ごめんなさい。

今回の鄭先生の来日には、関西養生太極拳協会の徐濠先生が随分とご尽力されたとの事。実際、徐さんがいなければ今回の来日は実現していなかったかもしれない。この場を借りてお礼を申し上げます。

その後、鄭先生は11月2日に無事に帰国されたとの事。さて次回の再会はあるだろうか、一度あった事は二度あるとついつい期待してしまいますね(^_^;)

11月19日記す

関西養生太極拳協会では、鄭志鴻老師伝の古典式太極拳の指導もされているようです。

関西養生太極拳協会 ホームページ


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[ 2016/11/20 01:53 ] 活動記録 | TB(-) | CM(-)

BSF 第三回 レッスン 撩刀


撩刀 (rising sword)
 
基本ムーブの三本目は、「撩刀」です。
撩刀は、「掛刀」や「劈刀」とは対照的に、下から上へと切り上げる動作となります。
後に学ぶ撩法は、3種類あります。

やや難度が上がるので、最初は大きくゆったりと練習していきましょう!

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[ 2016/10/29 23:55 ] 活動記録 B・S・F | TB(-) | CM(-)

BSF 第二回 レッスン 劈刀


劈刀 (chopping sword)
 
基本ムーブの二本目は、劈刀となります。
劈とは、斧を振り落とすように、上から下へと切り落とす動作となります。
身体を下に沈める力を自然に刀に乗せるようにします。
 
後に学ぶ劈法は、4種類あります。まずこの基本の劈刀をマスターして下さい。


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[ 2016/10/08 13:32 ] 活動記録 B・S・F | TB(-) | CM(-)

設立14年目を迎えて

当会は、2003年の9月に活動を開始し、今月から設立14年目に入る。

途中、練習場所が使えなくなったり、教室の廃止や合併等もあったりで、会員の皆さんには大変ご迷惑をお掛けしたが、過ぎてみればやはりあっという間である。

その間、一番変わった事は、指導方法だと思う。

設立から10年目位迄は、私が師から学んだ内容をそのままの形で教えていた。

所謂、伝統のマニュアルであり、階梯である。

マニュアルとは基礎であり、その門派の根幹を形成するもので、絶対に削れないものである。当然、今後も当会の練習体系から外れる事はあり得ない。

ところが、10年目を越えたあたりから、このマニュアルだけを指導する事に面白味を感じなくなってきた。

と言うのも、私自身が考えている事や試行錯誤しながら練習している事が、このマニュアルを基準としながらも、ずいぶんと先に進んで行ってしまったからだ。

特にここ数年は、太極拳がどのような過程を得て形成されてきたかに没頭していた。

太極拳を学んでいる方(特に伝統派の方)は、おそらく太極拳の源流に興味を持っていると思う。

私自身も興味を持ち、楊式系の古伝太極拳を鄭志鴻老師に学び、また陳式太極拳も古伝の小架式を学んできた。

では、それ以上に古い太極拳はと言うと、おそらく原型自体はもう残っていないだろう。

一つの仮説を言えば、楊露禅が学んだ時代の太極拳は、もっと長拳に近いものだったように思う。実際、長拳系の拳法を見ていると、技法自体は太極拳とほぼ共通している。

しかし太極拳と長拳を比べると、動きが速い遅いという違いだけではなく、やはり何かが違う。そこに太極拳が形成されてきた謎があると思う。

詳細は長くなるので、実際の教室での指導に譲るが、今後もこのテーマに沿った練習は続けていきたいと思う。

もう1つ指導方法で変わった事は、建設的に指導するようになった事だろうか。

例えば、私はいま、こういう事に閃いて練習している。しかし、それを突然教えても会員の皆さんには意味が分からないだろう。

それを理解してもらうためには、当然その前段階のものを教える事から始めなければならない。つまりマニュアル外のものを教えるにも予習をし、長期的な計画を建てて指導するようになった。

現在指導している基礎拳路や刀術の徒手技法は、当然その先の段階がある。そのために期間やテーマを決めて指導している。

また矛盾するようだが、同時にアドリブで指導する事も多くなってきた。

教室で会員さん達に指導している最中にふと何かに閃き、その動きをしてみる。そして、その直後にその動きを解説したり、指導している事も多くなった。

かつて学んだ師が私にこう仰った事がある。

「太極拳を長く練習していると、外側からではなく(指導を受けるからではなく)、内面から色々な発想というものが生まれる。それは課題や問題点だったり、新しい技法や練習法のヒントだったりする。」

「そして不思議なもので、そういった発想が湧き出てくる頃にはその問題を解決する能力やヒントを実現する能力も身に付いてきている。そうなれば、先生すらも必要なくなる。」

「ただし、そのためには基礎が必要だ。今は基礎を徹底的に身に付けておきなさい。」

実際、その通りで今の私は、何か新しい事を学ばなくとも課題や問題点はどんどん湧き上がり、そして発想も湧き上がってくる。そして誰に強制される訳でもなく、その発想に楽しみながら取り組んでいる。更に調子に乗り過ぎて、BSFまで創始してしまった(苦笑)

それと比べると、古参会員のKさんなどを見ていると、彼には一般の会員さんには教えていない事もすいぶんと教えているが、教えた事を自分にとって都合が良いように変えてしまう。変えてしまうのと発展させるのとでは、同じ変わるでも全く違うものになってしまう。つまり基礎が身に付いていないのだ。それだけ基礎を身に付けるという事は難しい。

最後にもう一つ変った事は、体力や筋力だろう。

さすがに14年も経てば、昔の体力や筋力は無くなってきている。所謂、一般的な体力は落ちてきているだろう。

色々な人と練習をしていれば、中には技の掛かりにくい相手や掛け辛い相手というのもいる。正直な話を言えば、そういう技の掛かりにくい相手には、今までは強引に力で技を掛けていた事もあったと思う。

しかし、その力が無くなってきているので、もう強引に力で技を掛ける事はできない。

今後は、より一層力を抜いた力で技が効くようにしていかなければならないと思う。本当の修業は、これからだろう。

来年からは、対練の練習も増やしていく予定なので、会員の皆さんも、ぜひこのテーマに取り組んで頂きたいと思う。

色々と昔の事を振り返ろうと思ったが、結局、現在進行形の話になってしまった。おそらく15年目も一緒かもしれない。

もう私の中で会を大きくしようとか、組織化を進めたいとかの希望は無くなってしまった。ただし、安売りをするつもりはない。

今後も当会は、太極拳や八卦掌の技術の向上のほうに目を向けていくだろう。言ってみれば、太極拳の職人集団を目指すといったところだろうか(^^;)

2016年10月2日記す

双劈拳2
現在、指導している基礎拳路などは、この先の段階のための稽古である。


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[ 2016/10/02 19:02 ] 活動記録 | TB(-) | CM(-)

BSF 第一回 レッスン 掛刀


掛刀(hook sword)

基本ムーブの一本目は、掛刀となります。
掛とは、文字通り引っ掛けるという意味です。
技法としては、下半身への攻撃を引っ掛けるように後ろに流す技法です。
 
身体の両側面で垂直の立円を描くような軌道となります。
最初は剣先を目で追うようにし、まず自分の身体に当てないように注意しましょう。
 
掛刀は、BSFを行う上で最も重要な動作の一つです。焦らずに大きくゆっくりと練り上げて下さい。


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[ 2016/09/29 18:53 ] 活動記録 B・S・F | TB(-) | CM(-)
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練習日時/場所

日曜クラス 14:00~
   筑紫野市,太宰府市

水曜クラス 19:30~
   筑紫野市,太宰府市

火曜クラス 19:30~ NEW!
   太宰府市

八卦掌クラス
詳細は、こちらをご覧下さい。

福岡教室
月曜日 18:30~
    福岡市千代地区

佐賀教室
木曜or金曜 19:30~21:00
    吉野ヶ里中央公民館


当会への入会方法については、こちらを参照下さい。

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