第２回 刀術講習

２月２５日の今月の最終練習日に水曜クラスにて第二回の刀術講習が行われました。
今回のテーマは、ズバリ“劈刀” 斧を振り落とすような、いわゆる正面斬りの技法です。
今回は、４種類の劈刀の動作を学びました。講習の模様をご紹介します。


まずは、前回からの復習として、平歩での纏頭裹脳。刀術の身法を身体に染み込ませます。


IさんとYさんの裹脳平斬！前回と比べていかがでしょうか。


TさんとMさんによる虚歩蔵刀。

ここからは、本日のメインテーマである劈刀の動作です。まずはオーソドックスな挑刀からの劈刀。


挑刀で刀を振り上げ


劈刀！この動作は前傾しやすいので注意して下さい。


つづいて纏頭から


斜行砍刀！　目線は刀を見ましょう。


同じく纏頭から


砍刀！この動作は左足は、左45度方向に進め、刀は右45度方向に切り落とします。


この日、三番目の動作は、掛刀から纏頭で振り上げ


馬歩掄劈刀！四肢にエネルギーを充たした上で刀に意識を集中します。


最後は、裹脳からの変化として、


進歩掄劈刀！この動作は、全体的にもう少し弓歩気味で行います。


最後にもう一度、馬歩掄劈刀。各自、自分の姿勢を覚えておいて下さい。

日曜クラスの第２回刀術講習

続いて3月29日に太宰府市体育センターにて、日曜クラスでも第２回刀術講習が行われました。


第一回から練習している進歩扎刀。長身のKさんの扎刀は、なかなかダイナミック！


同じく第一回から練習している裹脳平斬。


本日から日曜クラスでも劈刀の練習に入りました。まずは、挑刀（指天挿地）


沈身と共に劈（力劈華山）、この動作は前傾しないように。


全員で挑！この技法は脇から腕のつもりでしっかり伸ばします。


劈！この技法は偏馬歩となります。重心はほぼ中央。


そして、この日二手目の纏頭劈刀（砍）


落式では、前足は斜行45度。太刀は反対の45度となります。


目線は刀尖を見ます。この動作は全身のバランス、調和が大切となります。


Sさん太刀の斜行砍！各自、自分の姿勢や立ち方をチェックしてみましょう！


この日は、劈四手のうちの二手を学びました。次回まで注意点を守ってしっかり復習しておいて下さい。

【総論】
劈刀は、各動作で力点と作用点を明確に認識する必要があります。動作によって、力点と作用点が同じ場合もあれば、微妙に違う、あるいははっきりと違う場合もあります。次回の講習まで各自で刀を振り込んで、自分なりに模索してみて下さい。


陳氏太極単刀　翻身砍


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