秘密の練習場所♪
- 2011/01/02
- 01:16
秘密の練習場所♪
さてさて、年末年始は会員の皆さんはいかがお過ごしだろうか?
多少は練習をしてくれているだろうか。
それとも例年通り、飲んだくれているのだろうか<苦笑>
今回の番外編は、練習場所についてである。
当ブログでも再三再四、自主稽古の重要性を説いてきた。
では皆さんは、どこで自主練習をされているのだろう。
具体的に言うと、太極拳に関して言えば、站樁や基本功は畳半畳のスペースがあれば十分である。平歩で立てるスペースがあれば、十分練習できる。
套路練習はどうであろう。こちらも1~2畳のスペースがあれば十分である。何も套路の最初から最後まで全てを通して練習する必要はなく、套路の中の動作を抜粋して練習すれば良いのである。昔の拳士達もそうやって練習してきた。私自身も事務局の2畳ほどのスペースで練習している。専門の練功部屋など無くても十分練習できる。
では、八卦掌はどうであろうか。基本的には八卦掌も套路や基本技法の練習は室内でも十分練習できる。しかし走圏となると・・・やや難しい。正確な走圏の練習を行なうとなると、やはり4畳半から6畳位のスペースが必要になってくる。広いリビングをお持ちであれば、テーブルやソファをどかしてという方もいるだろう。もちろん狭いスペースでも半周回って転換するなり、3歩歩いて転換するといった方法もあるが、やはり走圏の練習を行なうならしっかり1周回れるスペースでじっくり1時間位は練習したいところだ。
会員の皆さんのほとんどが道場以外で全く走圏の練習をしてくれていないのも頷ける<泣>
ではどうするか。
私には秘密の練習場所がある♪
それは・・・
家の駐車場である。
ずっこけないで頂きたいが、この車一台分のスペースが走圏を行なうスペースとしては非常に丁度良い。駐車場の前に車を出して停めておけば、外部からもほとんど見えないし、何より自分の家の敷地内だから、昼夜を問わず、どれだけ練習をしていても誰からも文句を言われない。走圏を行なう練習場所としてはまさに最適だと思う。私などは練習したいと思った時にすぐに練習できるのだから本当に幸せ者だと思う。
「ちょっと待ってくれ!俺はマンションに住んでいるから、練習できないじゃないか。」という声が聞こえてきそうであるが、自分の練習場所を確保するというのも、武術を学んでいく上での必須項目となる。当たり前だが、それぞれの練習法に対してそれぞれの練習場所を用意できなければ、この練習は練習できるが、この練習は練習できないとなってしまい、技術的に隔たりが出てくるだろう。
良い機会なので、屋外での練習場所についても少し紹介してみよう。
最適な練習場所としては以下の条件を参考にしてもらいたい。
①自分が練習したいと思った時に、すぐ練習できるよう自宅から5~10分程度の距離にあること。
②雨天時でも練習できる。
③練習に集中できるよう、人通りの少ない場所を選ぶ。
上記の条件を満たした場所を2~3ヶ所は確保したい。なぜなら一ヶ所だけでは、その場所に人が集まっていたりすると練習できない場合があるからだ。練習場所を2~3ヶ所確保しておけば、一つの場所がダメでも他の場所で練習することができる。
一戸建てにお住まいの方で庭で練習できれば一番だが、マンションにお住まいの方も、いま一度ご自宅の周辺を探索してみると良いだろう。マンションとマンションの間の通路や駐車場の近辺なども見渡してみよう。
それでも見つからなければ、まず頭に浮かぶのは公園や神社と言うことになるだろう。
公園や神社での練習は実に爽快であるが、一つだけ時間には注意してもらいたい。日中であれば何の問題も無いが、夜間の午後9時以降は控えた方が良いだろう。特に夜間の住宅地の公園の場合は、こちらが思う以上に近隣の方にとっては迷惑となる。皆さんもご自宅の周辺に夜間誰かがいるだけで良い印象は持たないでしょう。良い印象を持たれないということは、何かの機会に警察に通報される可能性もあります。また女性の場合は、防犯上のこともあり、夜間の屋外での練習は止めておきましょう。夜間よりも早朝のほうが気分的にも快適です。あと夏場は、やはり熱中症に注意して、できるだけ大きな木の木陰などを選んで練習すると良いでしょう。
次に紹介するのは、高速道路や線路などの高架下である。
私もたまに高架下を利用して練習することがあるが、まず雨天時も練習できるし、元々騒音のある場所なので多少大きな音を出しても問題なく、ある意味練習場所としては最適といえる。ただ夜間はやはり遠慮したほうが良いだろう。また立ち入り禁止の場所もあるので、その点は注意してほしい。
最後に紹介するのは、体育館や公民館、そして市のコミュニティ施設である。
まず大きな体育館の場合は、軽運動室や体力相談室など比較的小スペースの運動をできる部屋がある。定期利用が入っていない時間であれば、個人利用もできるので気楽に活用してもらいたいと思う。時間帯としては利用者の少ない平日の午前中などが狙い目である。
次にコミュニティも時間帯によっては個人利用を認めているところもあるようだ。個人利用が認められていなければ、練習仲間と費用を割り勘にして借り切ってしまえば良い。公民館などの公共施設も何人かで出し合えば大した金額ではないだろう。たまには仲間と一緒に練習をするというのも良い刺激になる。
いくつか紹介してみたがいかがだったろうか。
要は練習場所など探してみればいくらでも見つかると言うことだ。注意することは、屋外であれば近隣の住民の方に迷惑をかけないこと。屋内施設を利用する場合は、その施設の禁止事項に触れないこと。それだけである。
皆さんももう少し自主性を発揮して、各自の秘密の練習場所♪を探して頂きたい。
2011-01-02 記
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多少は練習をしてくれているだろうか。
それとも例年通り、飲んだくれているのだろうか<苦笑>
今回の番外編は、練習場所についてである。
当ブログでも再三再四、自主稽古の重要性を説いてきた。
では皆さんは、どこで自主練習をされているのだろう。
具体的に言うと、太極拳に関して言えば、站樁や基本功は畳半畳のスペースがあれば十分である。平歩で立てるスペースがあれば、十分練習できる。
套路練習はどうであろう。こちらも1~2畳のスペースがあれば十分である。何も套路の最初から最後まで全てを通して練習する必要はなく、套路の中の動作を抜粋して練習すれば良いのである。昔の拳士達もそうやって練習してきた。私自身も事務局の2畳ほどのスペースで練習している。専門の練功部屋など無くても十分練習できる。
では、八卦掌はどうであろうか。基本的には八卦掌も套路や基本技法の練習は室内でも十分練習できる。しかし走圏となると・・・やや難しい。正確な走圏の練習を行なうとなると、やはり4畳半から6畳位のスペースが必要になってくる。広いリビングをお持ちであれば、テーブルやソファをどかしてという方もいるだろう。もちろん狭いスペースでも半周回って転換するなり、3歩歩いて転換するといった方法もあるが、やはり走圏の練習を行なうならしっかり1周回れるスペースでじっくり1時間位は練習したいところだ。
会員の皆さんのほとんどが道場以外で全く走圏の練習をしてくれていないのも頷ける<泣>
ではどうするか。
私には秘密の練習場所がある♪
それは・・・
家の駐車場である。
ずっこけないで頂きたいが、この車一台分のスペースが走圏を行なうスペースとしては非常に丁度良い。駐車場の前に車を出して停めておけば、外部からもほとんど見えないし、何より自分の家の敷地内だから、昼夜を問わず、どれだけ練習をしていても誰からも文句を言われない。走圏を行なう練習場所としてはまさに最適だと思う。私などは練習したいと思った時にすぐに練習できるのだから本当に幸せ者だと思う。
「ちょっと待ってくれ!俺はマンションに住んでいるから、練習できないじゃないか。」という声が聞こえてきそうであるが、自分の練習場所を確保するというのも、武術を学んでいく上での必須項目となる。当たり前だが、それぞれの練習法に対してそれぞれの練習場所を用意できなければ、この練習は練習できるが、この練習は練習できないとなってしまい、技術的に隔たりが出てくるだろう。
良い機会なので、屋外での練習場所についても少し紹介してみよう。
最適な練習場所としては以下の条件を参考にしてもらいたい。
①自分が練習したいと思った時に、すぐ練習できるよう自宅から5~10分程度の距離にあること。
②雨天時でも練習できる。
③練習に集中できるよう、人通りの少ない場所を選ぶ。
上記の条件を満たした場所を2~3ヶ所は確保したい。なぜなら一ヶ所だけでは、その場所に人が集まっていたりすると練習できない場合があるからだ。練習場所を2~3ヶ所確保しておけば、一つの場所がダメでも他の場所で練習することができる。
一戸建てにお住まいの方で庭で練習できれば一番だが、マンションにお住まいの方も、いま一度ご自宅の周辺を探索してみると良いだろう。マンションとマンションの間の通路や駐車場の近辺なども見渡してみよう。
それでも見つからなければ、まず頭に浮かぶのは公園や神社と言うことになるだろう。
公園や神社での練習は実に爽快であるが、一つだけ時間には注意してもらいたい。日中であれば何の問題も無いが、夜間の午後9時以降は控えた方が良いだろう。特に夜間の住宅地の公園の場合は、こちらが思う以上に近隣の方にとっては迷惑となる。皆さんもご自宅の周辺に夜間誰かがいるだけで良い印象は持たないでしょう。良い印象を持たれないということは、何かの機会に警察に通報される可能性もあります。また女性の場合は、防犯上のこともあり、夜間の屋外での練習は止めておきましょう。夜間よりも早朝のほうが気分的にも快適です。あと夏場は、やはり熱中症に注意して、できるだけ大きな木の木陰などを選んで練習すると良いでしょう。
次に紹介するのは、高速道路や線路などの高架下である。
私もたまに高架下を利用して練習することがあるが、まず雨天時も練習できるし、元々騒音のある場所なので多少大きな音を出しても問題なく、ある意味練習場所としては最適といえる。ただ夜間はやはり遠慮したほうが良いだろう。また立ち入り禁止の場所もあるので、その点は注意してほしい。
最後に紹介するのは、体育館や公民館、そして市のコミュニティ施設である。
まず大きな体育館の場合は、軽運動室や体力相談室など比較的小スペースの運動をできる部屋がある。定期利用が入っていない時間であれば、個人利用もできるので気楽に活用してもらいたいと思う。時間帯としては利用者の少ない平日の午前中などが狙い目である。
次にコミュニティも時間帯によっては個人利用を認めているところもあるようだ。個人利用が認められていなければ、練習仲間と費用を割り勘にして借り切ってしまえば良い。公民館などの公共施設も何人かで出し合えば大した金額ではないだろう。たまには仲間と一緒に練習をするというのも良い刺激になる。
いくつか紹介してみたがいかがだったろうか。
要は練習場所など探してみればいくらでも見つかると言うことだ。注意することは、屋外であれば近隣の住民の方に迷惑をかけないこと。屋内施設を利用する場合は、その施設の禁止事項に触れないこと。それだけである。
皆さんももう少し自主性を発揮して、各自の秘密の練習場所♪を探して頂きたい。
2011-01-02 記
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