站椿について 1 太極拳の練習
- 2017/12/03
- 22:43
站椿について ①
当会は2003年8月に発足し、来年で7年目を迎える。今回ブログを開設し、良い機会なので練習の秘訣について記してみたいと思う。途中、加筆改訂等もあるだろうし、一定期間掲載した後、削除する文章もあると思うので、当会の会員には、この機会に一度目を通して頂きたい。
当会における站樁の外形的な要点をまとめると
①顎を引き、頭頂部を上へ吊り上げる。うなじを伸ばす。
②胸は軽く含んで沈み、両肩は左右に拡げて落とす。両肘はそれに随う。
③背中から尾骶骨までは軽く丸めて後ろに張り出し、骨盤を縦回転させて座る。尻を後ろに出さない。
④両膝の間にボールを軽く挟み、股関節から足首までは竹がしなるように丸く張り出す。膝を折らない。
②胸は軽く含んで沈み、両肩は左右に拡げて落とす。両肘はそれに随う。
③背中から尾骶骨までは軽く丸めて後ろに張り出し、骨盤を縦回転させて座る。尻を後ろに出さない。
④両膝の間にボールを軽く挟み、股関節から足首までは竹がしなるように丸く張り出す。膝を折らない。
次に内面的な要点として、
①不安定の中に安定を求め、身体内面に中心軸を形成する。
②全身を弛め、重心を足裏に落とす。
③全身を滞りなく空洞にする。
②全身を弛め、重心を足裏に落とす。
③全身を滞りなく空洞にする。
などが挙げられる。
その他の姿勢上の要訣は、各個人にて違うので日々の稽古に譲りたいと思うが、站樁の稽古を見ていると本当に人それぞれ色々な特徴の人がいるなと思う。
男性と女性では本質的な体型がやや異なるし、同じ男性でも猫背気味な人もいれば背筋のピンと伸びた人もいる。
また日常の稽古で站樁の練習を行なっているかどうかも、こちらにはすぐに分かってしまうものである。
出来るだけ各自を及第点に導くよう指導をしているが、站樁の指導は一人ひとりの体のつながりや状態を見なければならず、指導者としてもある意味難しい稽古でもある。
当会で考える站樁の効果としては
①全身のつながりを作る。
②ポン勁の養成。
の2点が最重要に挙げられ、それぞれ次回以降に詳しい説明をしていきたいが、今回練習の要点としてあげたいのは、あまり他人に対しての注意点を気にしないで頂きたいということである。
前述したように人それぞれ様々な特徴があり、注意点も異なってくる。
よく隣の人の注意点を気にして、站樁をしながらしょっちゅう姿勢を変える人がいるが、站樁は自分の内面を感じる稽古であり、自分の站樁は、自分自身で作っていく 心構えが必要である。
正月休みは、ぜひ站樁の稽古を見直して、自分のベストの状態を探って頂き、稽古初めには各自のベストの站樁を見せて頂きたいと思っています。
※ なお題字の站樁の樁の字は、サイトによっては、文字化けするため椿の字を使用しています。
2009年12月 8日 記す
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