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道場を訪ねる日。 中国武術(太極拳)の学び方⑤

ポン
 
さて、いよいよ道場を訪ねる日である。

見学だけでなく体験も許可されているなら、運動着を持参し、やはり5分前には道場に到着したい。間違っても最初から遅刻はしないように。

道場に通されたなら、明るく挨拶をして、練習に参加させてもらおう。

何を見学するか。


道場に行って何を見るか。何を学び取るかといえば一にも二にも、やはり先生の動きである。

それこそ先生の体に穴が空くくらいにじっくり見てみましょう(笑)

その先生が本物であるかどうかを見極める基準はいくつもあるが、初心者にそれを見抜くのは難しいかもしれない。

ではどうするか。

一言で言えば、自分が三年かけてもこの人の動きはできないと思えば、その先生には学ぶ価値があるということだろう。

それは何も映画のように空中で三回転するとかバク転をするとか、そういう意味ではない。もっとも基本となる動きを見て自分が真似できるかどうかということである。

太極拳であれば、起勢式ひとつ、陳式であれば金剛搗碓、八卦掌であれば走圏や単換掌、形意拳であれば三体式や五行拳、八極拳であれば金剛八式など、外見はシンプルだが実際に自分が動いてみても、同じようにはならない。そういう動きを先生がしているかどうかである。

そして、その動きを見て自分なりに感動があるかどうか。それが一番大事だと思う。

結局、道場に入門しても最終的には先生に入門するわけだから、その先生に感動するものがなければ、入門して学び始めても長くは続かないだろうし、中途半端な気持ちで始めるなら最初から入門しないほうが良いだろう。

まっすぐな先生を選ぼう!


さて先生の動きを見たら、次は先生の人格である。

一般的に言えば、技量に優れ人格的にも優れた先生が一番である事は間違いない。ただし、その先生がずば抜けた技量を持っているという事であれば、話は別である。

また武術ということであれば、やはりどんなに人格者であっても、技量に秀でた部分が無ければ用を成さないという現実もある。実際、今まで私が見てきた技量に秀でた先生の多くは、ある意味癖のある方達だったと思う。

まぁ無愛想だったり頑固だったり変わり者だったりする訳だが、どの業界でも技量に秀でた人というのは、ある程度そういった面があるのではないだろうか。

多少口が悪くても、要は自分自身が我慢できるかどうかである。それにかえってこういう先生の方が慣れてくると、正直なぶん付き合いやすいかもしれない。

ただし悪い人間、ずるい人間は絶対にダメである。例えば最初から異様に金にうるさかったり、嘘や現実離れしたことを頻繁に話すような先生には近付かないほうが賢明だろう。

要は皆さんの人生経験の中で見てきた悪い人間、ずるい人間と同じ雰囲気がする先生は、やめておいたほうが良い。

以前にも書いたが、やはり一番最初に習う先生は、非常に重要である

慎重に見極めて、この人についていこうと思った先生に入門しよう。そして入門したなら誠心誠意、頑張ってほしい。

では、次回からは、入門後の心得についていくつか記してみたい。

2010-10-09 記




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