中級編4 自分の練習メニューを組み立てる。
- 2012/12/25
- 23:44
さて、前回までの中級編では、中級者が各自で行う自主練習に優先順位をつけ、その上でテーマを決めて行うところまでを説明した。
実際に各自やってみていかがだっただろうか。
何を感じたか、何に気付いただろう。
中級編での私の役目は、あくまでヒントを示すだけだ。こういう風にやりなさいと言い切ることはない。
今回はもう一歩踏み込んで、自分がこれまで学んできた練習方法を、一度詳細に分析してみて、自分の練習メニューを組み立ててみよう。
一つの例として、私が現在メインとして学んでいる流派の技術を、私自身が日々の自己練習でどのように練習メニューを立てて練習しているかを紹介するので、一つの参考にしてみてもらいたい。
ただし、ただ紹介するだけでは意味が無いので、まず最初に練習とは、どのような練習の種類があるだろうか、各自思い浮かべて頂きたい。
まず一人で行う単練があり、相手を付けて行う対練があるが、今回は、自主練習に関しての記事なので単練のみとしよう。
次に単練を行う場合でも、小スペースで行える定歩の練習とある程度の練習スペースが必要な移動稽古や套路練習がある。
それらを念頭に置きながら、中級編2で説明した以下の項目に当てはめてみよう。
①できるだけ毎日練習したほうが良いもの
②週に2~3回くらいは練習したほうが良いもの
③週に一度くらいは練習したほうが良いもの
①できるだけ毎日練習したほうが良いもの
これは、「できるだけ」の言葉は省いたほうが良いな。やはり体質改善も考えて毎日行いたい。
私の場合は、A、B の二種類を用意している。
なぜ二種類かというと、やはり時間とスペースの問題がある。
A は、小スペースでも行えるもの
B は、ある程度の練習スペースが必要なもので、
それぞれ5~10種類程度、時間は5~15分程度で行えるものを選抜している。
内容に関しては、私自身の練習メニューは公開できないのだが、その門派のもっとも根幹となる練習法を選抜すると良いだろう。当会の場合は、基礎練功法や一元の基本功の中から数種を厳選すれば良いと思う。
時間が十分にある日は、A、B を続けて行っても良いし、続けて行えない時は、一日の中で二回に分けて行っても良い。時間が取れない日でも、最低どちらか一種類の実施を心掛けると良いだろう。
このA、Bの練習メニューは、準備体操のように身体をほぐす気持ちで、あまり構えず気軽に行って頂ければと思う。
さて、体も解れたところで、次はメインの練習メニューである。
私の場合は、このメインの練習メニューも実は2種類用意している。なぜ2種類用意しているかと言えば、メインゆえに、やはりじっくり練習したいからである。時間がある時は、2種を続けて行っても良いし、一日おきに1種ずつ取り組んでも良い。
参考までに、私が何の稽古をメインに置いているかと言えば、
C 套路練習
D 単式練習(移動稽古)
という事になる。
秘伝でも何でもなく、がっかりした方もいるだろう。
しかし、本当に太極拳を習得していくには、やはりこのC 套路練習 とD 単式練習(移動稽古) の練習は欠かせない。またこの2種の練習法は伝統流派の場合であれば、やはり段階によって練習のテーマが変わっていくものだ。
この2種の稽古は、できれば最低でも各2~30分、可能であれば1時間位は練習したいものだ。しかし、なかなか時間が取れないのが社会人の辛いところ…、太極拳の場合は、そこも良く考えられていて、伝統套路(特に十三勢)は大体5~6段に分割されている。全套路を通しでやっても良いし、時間が無ければ何段目かを選択して、その日、その週、その月で各自与えられたテーマに取り組んで頂きたい。要は単に套路練習をすれば良いと言う訳ではなく、各自で考え工夫して練習する事が大切だという事だ。
もうひとつのメインメニューである移動稽古と言うのは、概ね套路に含まれている技法の単式練習のことだ。現在私が学んでいる門派は実にこの単式練習が多い。そして当会で学んでいる方は、当然ご存知だと思うが、当会の練習メニューもこの単式の移動稽古が非常に多い。功夫を見に付けていくためには、やはりそれだけ重要な練習法だと言うことだろう。
ちなみに、私が現在学んでいる門派では、いくつかの技法を一括りとして拳套名(名称)が付けられていているし、八極拳の金剛八式や六大開などの名称もセンスが良いなと思う。当会の場合は、一元、二元というように各段階ごとにいくつかの技法がテーマごとにまとめられており、また各段階ごとに、方、圏、磨、纏、捲などの口訣が伝わっている。各門派でどの技法を選抜しているかなど比較して見ると面白い。
何を選抜するか、どの時期に何を練習するかは、中級編3 で紹介したように各自でテーマを決めて行って頂きたい。
この項は長くなったので、
②週に2~3回くらいは練習したほうが良いもの
③週に一度くらいは練習したほうが良いもの
は次回紹介しましょう。
皆様、良いお年をお迎えください!
2012,12,26 記
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中級編での私の役目は、あくまでヒントを示すだけだ。こういう風にやりなさいと言い切ることはない。
今回はもう一歩踏み込んで、自分がこれまで学んできた練習方法を、一度詳細に分析してみて、自分の練習メニューを組み立ててみよう。
一つの例として、私が現在メインとして学んでいる流派の技術を、私自身が日々の自己練習でどのように練習メニューを立てて練習しているかを紹介するので、一つの参考にしてみてもらいたい。
ただし、ただ紹介するだけでは意味が無いので、まず最初に練習とは、どのような練習の種類があるだろうか、各自思い浮かべて頂きたい。
まず一人で行う単練があり、相手を付けて行う対練があるが、今回は、自主練習に関しての記事なので単練のみとしよう。
次に単練を行う場合でも、小スペースで行える定歩の練習とある程度の練習スペースが必要な移動稽古や套路練習がある。
それらを念頭に置きながら、中級編2で説明した以下の項目に当てはめてみよう。
①できるだけ毎日練習したほうが良いもの
②週に2~3回くらいは練習したほうが良いもの
③週に一度くらいは練習したほうが良いもの
①できるだけ毎日練習したほうが良いもの
これは、「できるだけ」の言葉は省いたほうが良いな。やはり体質改善も考えて毎日行いたい。
私の場合は、A、B の二種類を用意している。
なぜ二種類かというと、やはり時間とスペースの問題がある。
A は、小スペースでも行えるもの
B は、ある程度の練習スペースが必要なもので、
それぞれ5~10種類程度、時間は5~15分程度で行えるものを選抜している。
内容に関しては、私自身の練習メニューは公開できないのだが、その門派のもっとも根幹となる練習法を選抜すると良いだろう。当会の場合は、基礎練功法や一元の基本功の中から数種を厳選すれば良いと思う。
時間が十分にある日は、A、B を続けて行っても良いし、続けて行えない時は、一日の中で二回に分けて行っても良い。時間が取れない日でも、最低どちらか一種類の実施を心掛けると良いだろう。
このA、Bの練習メニューは、準備体操のように身体をほぐす気持ちで、あまり構えず気軽に行って頂ければと思う。
さて、体も解れたところで、次はメインの練習メニューである。
私の場合は、このメインの練習メニューも実は2種類用意している。なぜ2種類用意しているかと言えば、メインゆえに、やはりじっくり練習したいからである。時間がある時は、2種を続けて行っても良いし、一日おきに1種ずつ取り組んでも良い。
参考までに、私が何の稽古をメインに置いているかと言えば、
C 套路練習
D 単式練習(移動稽古)
という事になる。
秘伝でも何でもなく、がっかりした方もいるだろう。
しかし、本当に太極拳を習得していくには、やはりこのC 套路練習 とD 単式練習(移動稽古) の練習は欠かせない。またこの2種の練習法は伝統流派の場合であれば、やはり段階によって練習のテーマが変わっていくものだ。
この2種の稽古は、できれば最低でも各2~30分、可能であれば1時間位は練習したいものだ。しかし、なかなか時間が取れないのが社会人の辛いところ…、太極拳の場合は、そこも良く考えられていて、伝統套路(特に十三勢)は大体5~6段に分割されている。全套路を通しでやっても良いし、時間が無ければ何段目かを選択して、その日、その週、その月で各自与えられたテーマに取り組んで頂きたい。要は単に套路練習をすれば良いと言う訳ではなく、各自で考え工夫して練習する事が大切だという事だ。
もうひとつのメインメニューである移動稽古と言うのは、概ね套路に含まれている技法の単式練習のことだ。現在私が学んでいる門派は実にこの単式練習が多い。そして当会で学んでいる方は、当然ご存知だと思うが、当会の練習メニューもこの単式の移動稽古が非常に多い。功夫を見に付けていくためには、やはりそれだけ重要な練習法だと言うことだろう。
ちなみに、私が現在学んでいる門派では、いくつかの技法を一括りとして拳套名(名称)が付けられていているし、八極拳の金剛八式や六大開などの名称もセンスが良いなと思う。当会の場合は、一元、二元というように各段階ごとにいくつかの技法がテーマごとにまとめられており、また各段階ごとに、方、圏、磨、纏、捲などの口訣が伝わっている。各門派でどの技法を選抜しているかなど比較して見ると面白い。
何を選抜するか、どの時期に何を練習するかは、中級編3 で紹介したように各自でテーマを決めて行って頂きたい。
この項は長くなったので、
②週に2~3回くらいは練習したほうが良いもの
③週に一度くらいは練習したほうが良いもの
は次回紹介しましょう。
皆様、良いお年をお迎えください!
2012,12,26 記
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