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中国武術(太極拳)の学び方① 学び方を知らない日本人

下勢

【学び方を知らない日本人】


当会は2003年より活動を開始して丸10年、私自身は格闘技、武術の世界に入って今年で20数年が経つ。

現在の私は学ぶ立場でもあり、また教える立場でもあるが、振り返ってみると、素質がありながらも、あるいは運良くせっかく良師に就きながらも、武術の世界を去っていった兄弟弟子、そして生徒達も多く見てきた。

当然その人達にも理由があり、転勤や転職、また結婚したり子供ができたりといった人生の転機があり、一言で言えば武術の世界とは縁が無かったという事だと思うが、その人たちに共通しているのは、やはり学び方を知らないという点だと思う。学び方さえ知っていれば、どんな境遇であれ中国武術は一生続けることができると思う。

今回、この項目では、これから中国武術を真剣に学びたいと思っている方達に、私自身が学び始めた頃に注意をされた点や学びながら気付いた点、そして現在私自身が指導をしていて気付いた点などを記してみたい。自分に照らし合わせてみて、皆さんの修行の一助となれば幸いである。

【大きく変わった中国武術の世界】


私が中国武術を学び始めた20年程前と比べると、日本の中国武術業界も表面上は大きく変わったと思う。実際インターネットで太極拳にしろ八卦掌にしろ検索してみると、びっくりするくらいの検索数である。それだけ20年前と比べると教室の数も増えたし、練習者も増えたということで誠に喜ばしい限りである。

ただ本質的な部分(武術の功夫)という点では、昔も現在もそれほど変わったとは思えないというのも事実である。

ではなぜ、変わっていないのであろうか。原因としては、以下の点が挙げられると思う。

①中国武術の本質的な部分を教えない指導者が多い。
(これには、本質的な部分を意図的に教えない指導者の場合と本質的な部分を知らないので教えることができない指導者の場合とがある。)

②入門者自体が、良い指導者を見抜くことができない。
何を基準に指導者を選べば良いかが分からない。

③良い指導者にめぐり合えても、練習者自身が学び方を知らず、結果として本質的な部分を教わることができない。


などがある。


次回から、これらの点について詳しく説明していく予定なので、参考にして頂きたい。

2010-07-01 記




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