福岡伝統太極拳 湧泉会 ブログ 〔中国武術の時間〕

福岡伝統太極拳 湧泉会は、福岡県福岡市・太宰府市・大野城市・筑紫野市地区を中心に伝統的な楊氏太極拳・陳氏太極拳・馬貴派八卦掌・古伝太極剣・太極刀等の中国武術を専門に練習している教室です! 湧泉会の日々の練習記や行事予定、中国武術系や格闘技系の書籍を当時の思い出と共に紹介。
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書籍☆中国武術史 4 詠春拳入門

今回紹介する書籍は、詠春拳入門―戦慄の実戦拳法 川村 祐三(著)である。

  

私は初版本を購入したが、後に改訂版が再販された。現在は絶版のようで定価は2,300円位であったが、中古品でもかなり値段が高騰しているようだ。詠春拳は日本ではあまり知られていないが、欧米ではブルースリーが最初に学んだ拳法として有名である。ちなみに川村先生は、日本語学校の教師だったそうで英会話の本も出版されている。

この書籍を購入した頃の私は、念願の陳式太極拳を学び始めていた。ただ残念ながら、その当時習っていた教室でも納得のいくような稽古法や指導は受けられなかった。今になって考えると仕方のない話で、当時は陳式太極拳を教える教室といっても、指導者自体が講習会等で陳式の套路を覚えて帰ってくるのが精一杯の状態で、まだまだ先生達もどう教えればいいのか、どう練習すればいいのか試行錯誤の段階だったと思う。また套路を学ぶ事自体もちろん大切だが、やはりその門派の身体作りや基本功、練功法なども合わせて学ばなければ、結局は用を成さないのだろう。

大手の団体では、当時から訪中団を結成して北京や上海、そして陳家溝などへと派遣していたが、現在の中国と違い交通手段や宿泊施設も整備されていない頃で、皆さん大変な思いをして学んで来られたのだと思う。そういった方たちの中から現在では、素晴らしい陳式太極拳の指導者もいるようだ。改めてその方たちには敬意を表したい。

詠春拳入門に話を戻そう。当時、日本で出版される中国武術系の書籍は、ほとんどが北派拳法を扱ったもので、南派拳法を専門的に扱った書は、この書籍が初めてだったのではないだろうか。本書では、詠春拳の歴史、基本技法、小念頭の套路、応用、対人練習まで実に丁寧に紹介されている。

この書籍に関する私自身のエピソードとして、もう太極拳はなかなか良い先生もいないので詠春拳に乗り換えてしまおうかと思い、当時、詠春拳武学社では通信教育を行なっていると本書に記載されていたので、手紙を書いた記憶がある。

返事には、九州地区は遠方のため通信教育の範囲ではないが、年に数回上京が可能であれば考慮する。また期限内に5名以上の受講者を集められれば、指導員を派遣するといったような条件が記載されていた。結果として条件がクリアできず断念してしまったが、今考えれば無理をしてでも習っておけばよかったと後悔している。

現在、本書の著者は諸々の理由により、武術界からは離れてしまわれたようだ。残念でならない。出来ることなら、今一度指導を再開していただきたい指導者の一人だと思う。

ちなみに初版本の巻末に、練習用のビデオ販売が記載されていたのだが、まだお持ちの方がいれば、譲って頂けないだろうか。譲って頂ける方は、条件を明記の上、こちらまで、メールにて連絡頂きたい。

本書の続編として〔尋橋編〕が後に自費出版された。こちらは写真が不鮮明なのが残念だが、やはり内容的には良書である。興味のある方は、下記オークション情報をこまめに参照されるか、日本の古本屋などの古書情報を調べてみるとよいだろう。




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[ 2011/01/24 03:08 ] 書籍☆中国武術史 | TB(0) | CM(0)

「信」を築く。

前回、「仁」、「義」、「礼」、「智」、「信」について紹介し、その中でも特に「義」について詳しく説明した。

ただ最終的にもっとも重要になってくるのは、やはり「信」という事になってくる。

なぜなら最終的に師に対しての「信」信用を築けなければ、やはり指導の制限が付き、弟子になることは難しいと思う。言い換えれば、「仁」にしろ「義」にしろ「礼」にしろ、この「信」を得るために必要なことだと言える。

では、どうすれば師からの「信」を得られるのだろうか。

以前掲載した記事を参考に各自考えてもらいたい。

中国武術の学び方⑥ 入門後の心得。
中国武術の学び方⑦ 中国武術界特有の習慣

とはいえ、この「信」を得るということも、功夫のレベルを少しずつ積み重ねていくのと同じで、すぐに先生から信用してもらえるものではないと思う。

しかし、ほんの些細なことが積み重ねとなり、結果に繋がっていくことは間違いないだろう。

例えば、欠席の連絡をするにしろ。「~の理由で休みます。」と自分で言い切ってしまうのと「~の理由で、申し訳ありませんが、お休みさせて頂いてよろしいでしょうか。」とお伺いをたてるのでは、随分印象が違うだろう。

また年賀状を出すにしても、ただ例文を印刷しただけのものを送っていて、果たして特別な存在としての印象を持ってもらえるだろうか。

あるいは、先生から食事に誘われたとする。当然「行きます。」と答える人と断る人がいるだろう。しかし毎回断っていれば、ついには誘われなくなってしまう。つまりは、先生との個人的な付き合いを自ら絶ってしまうことになる。(ちなみに、私はほとんど食事に誘うことはないので、ご安心を)こういった単純なことの積み重ねが結果に繋がると考える人はいないだろう。

ちなみに私と某老師の場合も、最初は私も彼のセミナーの一受講者に過ぎなかった。しかし、初めて見た瞬間に直感的にこの先生はすごいなと思った。そして、この先生の技術は何としても学ばなければいけないと思った。だから、遠方で開催される彼のセミナーには通いまくった。私も一門を率いている人間である。普通はありえないだろう。しかし躊躇は全くなかった。この世界でも本物と出会える機会は、本当に少ない。この機会を逃したら、このレベルの武術家とはそうそう出会えないと思った。

遠方でのセミナーだから、講習費以外にも宿泊費や交通費も当然かかる。2回も通えば、皆さんの1年分の月謝くらいは簡単に飛んでいってしまう。それでも通いまくった。老師の歓迎会があれば、地方からでも参加した。言葉は通じないが、とにかく顔を覚えてもらうのに必死だった。最初は遠くから通ってくる熱心な人だな位には思ってくれていたと思う。ただ最初だけ熱心な人というのはいくらでもいるだろう。実際に馬貴派のセミナーでも1クールだけ熱心に通う方も多い。しかし2クール3クールと続けてとなると、徐々に顔を見かけなくなる。やはり最も重要な事は、いかに情熱を継続して示せるかだと思う。

そうして通っているうちに老師に「メールを送ってくれないか?」と言われた。言われた通り、メールを送る。すぐに返事が返ってきた。たかがメールだが、このメールによって言葉が通じない者同士の間でコミュニケーションが取れるようになった。つまり老師との個人的な付き合いが始まったと言うことだ。このことは非常に大きかったと思う。彼が英語が堪能なことも幸いした。こちらは英語も堪能ではないが、必要に迫られれば、やはり勉強はするものだ。一年間、英会話教室にも通った(本当は中国語を学べばよいのだが…)メールを送るにしても、たった10行ほどの英文でも失礼はないかと何度も翻訳する。時にはそれこそ半日がかりである。一度でも失礼をすれば、信用を失うことになりかねない。たかがメールだが、ある意味真剣勝負である(苦笑)何度も翻訳し、必ず全ての単語に自分でも納得してから送信する。

そうした積み重ねをしているうちに、幾度か個人指導をして頂けるようになった。少しはものになりそうな奴だと思って頂けているのかも知れない。また少しは信用を築けて来たのかもしれない。会話の面でも、昨年末に東京で個人指導をして頂いた際は、八卦掌に関してはおおよそ意味が分かり意志も通じたと思う。

そうしているうちに、この太宰府でのセミナーの開催を頼まれるようになった。セミナーの開催準備、そして開催期間中は全く気が抜けない。おそらく会員の誰かに代わりにやってくれと頼んでも誰もやらないだろう。精神的な疲労も大きい。正直、参加者が思うように集まらない時や通訳が決まらない時などは、もう止めてしまおうと思う事もある。しかも、私は手配料などは一切受け取っていないし、私自身も受講料を支払って、セミナーを受講している。全くの無償の奉仕である。それでも、やはり老師に選ばれ頼まれた事に対しての喜びや誇りがあるし、参加した人たちが喜んでくれて、この太宰府にも本物の中国武術が根付いてくれればと思う。

私自身、技術的にも人間的にもまだまだこれから本当の審査を受ける立場だと思う。色々と試練もあるだろうし、場合によっては、一門にとって必要のない人間と判断されてしまう事もあるかもしれない。やはりそれだけ厳しい世界でもある。しかし、それでも自分で選んだ道である。この貴重な出会いに対して、今後も「礼」や「義」を重んじ、「信」を積み重ねて行きたいと思う。

2011-01-14 記

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[ 2011/01/14 23:35 ] 中国武術の学び方 | TB(-) | CM(-)

「仁」、「義」、「礼」、「智」、「信」

「仁」、「義」、「礼」、「智」、「信」

中国武術を学んでいる方であれば、一度は聞いた事がある言葉だろう。実際、入門の際の心得としている門派も多い。

しかし、私自身の感覚だと、これらの字訣は、学生から弟子に選抜される際のある意味バロメータのようにも感じる。要するにこれらの字訣がどの程度、修行者に備わっているかを見られ審査されるわけである。

順に説明していこう。

「仁」
人を慈しむ心。優しさ。思いやりが備わっているか。

「義」
義侠心。義を重んじた行動がとれる人物かどうか。

「礼」
礼節を重んじた行動や言動をとっているか。

「智」
知性知恵が備わっているか。また冷静かつ瞬間的な判断力があるか。

「信」
信用できる人物かどうか。また周囲から信頼を得ているかどうか。
あるいは、こちらを信用してついて来れる人物かどうか。

具体的に言えば、技術的な部分では優れているが、人をいたわる心「仁」が無かったり、礼儀知らずで「礼」が備わっていなければ、学生から弟子になるのは難しいだろうし、「礼」はあるが「義」や「信」が欠けているということであれば、「義」や「信」について教育をするなど、指導者にとっては、指導上でのひとつのバロメータとなる。

上記の字訣とよく並んで紹介される「厳」や「勇」についても紹介しておこう。

「厳」
自分自身に対しての厳しさが備わっているか。
稽古は自分自身で行なうものである。

「勇」
やはり武術である以上、勇ましさといったものも必要である。
また時には、非情さといったものも必要となってくる。

自分自身を当てはめてみるとどうであろうか。

自分自身で足りないと思う部分があれば、少しずつ改善していけば良いし、先生の方でも足りない部分があれば指摘してくれるだろう。要はそれに対して、どう自分自身で取り組むかである。

その中でも、とかく武術の世界では、「義」というものは重要視される。

師に対しての「義」、一門に対しての「義」、兄弟弟子に対しての「義」、徒弟に対しての「義」など、時には鬱陶しく思うこともあるだろう。正直を言えば、私自身も師や兄弟弟子の行為に対して面倒臭いなと思ってしまうことや理不尽さを感じてしまうことがある。しかし、そういった面倒臭い行為や人が嫌がることを率先して行なうことで師や一門に対しての信用を得ていくものなのだろう。

「情けは人のためにならず。」ということわざがあるが、「義」というものも回りまわって自分自身に返ってくるものだと思う。義理を通せば、自分が困った時に師や兄弟弟子が助けてくれることもあるだろうし、逆にいえば、不義理を通せば、いざという時に師や一門の人間からは協力を得られないだろう。私自身の経験で言えば、「義」の全く備わっていない人間とは、やはり縁が切れていくものだと思う。

「義」というものが希薄になっている現代だからこそ、武術を学んでいる方たちは「義」を重んじた生き方をして頂きたい。

2011-1-10 記

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[ 2011/01/10 12:49 ] 中国武術の学び方 | TB(-) | CM(-)

秘密の練習場所♪

秘密の練習場所♪

さてさて、年末年始は会員の皆さんはいかがお過ごしだろうか?

多少は練習をしてくれているだろうか。

それとも例年通り、飲んだくれているのだろうか<苦笑>

今回の番外編は、練習場所についてである。

当ブログでも再三再四、自主稽古の重要性を説いてきた。

では皆さんは、どこで自主練習をされているのだろう。

具体的に言うと、太極拳に関して言えば、站樁や基本功は畳半畳のスペースがあれば十分である。平歩で立てるスペースがあれば、十分練習できる。

套路練習はどうであろう。こちらも1~2畳のスペースがあれば十分である。何も套路の最初から最後まで全てを通して練習する必要はなく、套路の中の動作を抜粋して練習すれば良いのである。昔の拳士達もそうやって練習してきた。私自身も事務局の2畳ほどのスペースで練習している。専門の練功部屋など無くても十分練習できる。

では、八卦掌はどうであろうか。基本的には八卦掌も套路や基本技法の練習は室内でも十分練習できる。しかし走圏となると・・・やや難しい。正確な走圏の練習を行なうとなると、やはり4畳半から6畳位のスペースが必要になってくる。広いリビングをお持ちであれば、テーブルやソファをどかしてという方もいるだろう。もちろん狭いスペースでも半周回って転換するなり、3歩歩いて転換するといった方法もあるが、やはり走圏の練習を行なうならしっかり1周回れるスペースでじっくり1時間位は練習したいところだ。

会員の皆さんのほとんどが道場以外で全く走圏の練習をしてくれていないのも頷ける<泣>

ではどうするか。

私には秘密の練習場所がある♪

それは・・・

家の駐車場である。

ずっこけないで頂きたいが、この車一台分のスペースが走圏を行なうスペースとしては非常に丁度良い。駐車場の前に車を出して停めておけば、外部からもほとんど見えないし、何より自分の家の敷地内だから、昼夜を問わず、どれだけ練習をしていても誰からも文句を言われない。走圏を行なう練習場所としてはまさに最適だと思う。私などは練習したいと思った時にすぐに練習できるのだから本当に幸せ者だと思う。

「ちょっと待ってくれ!俺はマンションに住んでいるから、練習できないじゃないか。」という声が聞こえてきそうであるが、自分の練習場所を確保するというのも、武術を学んでいく上での必須項目となる。当たり前だが、それぞれの練習法に対してそれぞれの練習場所を用意できなければ、この練習は練習できるが、この練習は練習できないとなってしまい、技術的に隔たりが出てくるだろう。

良い機会なので、屋外での練習場所についても少し紹介してみよう。

最適な練習場所としては以下の条件を参考にしてもらいたい。
①自分が練習したいと思った時に、すぐ練習できるよう自宅から5~10分程度の距離にあること。
②雨天時でも練習できる。
③練習に集中できるよう、人通りの少ない場所を選ぶ。

上記の条件を満たした場所を2~3ヶ所は確保したい。なぜなら一ヶ所だけでは、その場所に人が集まっていたりすると練習できない場合があるからだ。練習場所を2~3ヶ所確保しておけば、一つの場所がダメでも他の場所で練習することができる。

一戸建てにお住まいの方で庭で練習できれば一番だが、マンションにお住まいの方も、いま一度ご自宅の周辺を探索してみると良いだろう。マンションとマンションの間の通路や駐車場の近辺なども見渡してみよう。

それでも見つからなければ、まず頭に浮かぶのは公園や神社と言うことになるだろう。

公園や神社での練習は実に爽快であるが、一つだけ時間には注意してもらいたい。日中であれば何の問題も無いが、夜間の午後9時以降は控えた方が良いだろう。特に夜間の住宅地の公園の場合は、こちらが思う以上に近隣の方にとっては迷惑となる。皆さんもご自宅の周辺に夜間誰かがいるだけで良い印象は持たないでしょう。良い印象を持たれないということは、何かの機会に警察に通報される可能性もあります。また女性の場合は、防犯上のこともあり、夜間の屋外での練習は止めておきましょう。夜間よりも早朝のほうが気分的にも快適です。あと夏場は、やはり熱中症に注意して、できるだけ大きな木の木陰などを選んで練習すると良いでしょう。

次に紹介するのは、高速道路や線路などの高架下である。

私もたまに高架下を利用して練習することがあるが、まず雨天時も練習できるし、元々騒音のある場所なので多少大きな音を出しても問題なく、ある意味練習場所としては最適といえる。ただ夜間はやはり遠慮したほうが良いだろう。また立ち入り禁止の場所もあるので、その点は注意してほしい。

最後に紹介するのは、体育館や公民館、そして市のコミュニティ施設である。

まず大きな体育館の場合は、軽運動室や体力相談室など比較的小スペースの運動をできる部屋がある。定期利用が入っていない時間であれば、個人利用もできるので気楽に活用してもらいたいと思う。時間帯としては利用者の少ない平日の午前中などが狙い目である。

次にコミュニティも時間帯によっては個人利用を認めているところもあるようだ。個人利用が認められていなければ、練習仲間と費用を割り勘にして借り切ってしまえば良い。公民館などの公共施設も何人かで出し合えば大した金額ではないだろう。たまには仲間と一緒に練習をするというのも良い刺激になる。

いくつか紹介してみたがいかがだったろうか。

要は練習場所など探してみればいくらでも見つかると言うことだ。注意することは、屋外であれば近隣の住民の方に迷惑をかけないこと。屋内施設を利用する場合は、その施設の禁止事項に触れないこと。それだけである。

皆さんももう少し自主性を発揮して、各自の秘密の練習場所♪を探して頂きたい。

2011-01-02 記

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[ 2011/01/02 01:16 ] 中国武術の学び方 | TB(-) | CM(-)

書籍☆中国武術史 2 程聖龍内家拳 陳氏太極拳

書籍☆中国武術史の第二回は、程聖龍内家拳 陳氏太極拳 を取り上げてみたい。
ちなみに今回の程聖龍という名も本名ではないようだ



前回の記事でも書いたが、この書籍☆中国武術史で紹介する書籍やビデオはお勧め商品を紹介するという訳ではなく、あくまで私個人の印象に残った書籍やビデオを当時の思い出と共に紹介するという趣旨なのでご理解頂きたい。

では、なぜこのビデオが印象に残っているのだろうか。
このビデオを見た当時の私はすでに太極拳を学び始めていた。しかし残念ながら、当時私が通っていた教室では、私が思っていたような太極拳の指導は受けられなかった。今から25年以上前の地方では、一部の教室を除いてどこの教室も同じような状況だったと思う。

そのような状況の中で、どうも自分たちの学んでいる太極拳は健康体操で、陳家太極拳という太極拳だけは本物の武術としての太極拳であるという話を聞いた(現在では、当然そうは思わない!)そして、これはぜひとも陳家太極拳を見てみたいと思っていた時に出会ったのがこのビデオである。

自宅からだいぶ離れたレンタルビデオ店で見つけたのだが、無理を言って会員にしてもらい、とにかく早く見たくて家路を急いだ記憶がある。そういった意味で印象に残っているビデオである。内容に関しては、あえて触れないでおきたいが、それでも「これが陳家太極拳か」と当時は興奮して見たものだ。

後に「程聖龍内家拳~八卦掌~」を知人から借りて見た時も「これが神秘の拳法 八卦掌か!」とわくわくしながら見ていた。当時の我々のレベルなど、その程度である。当時の本当に一握りの限られた情報の中では、何が良くて何が悪いかなど分からない。与えられた情報だけが全てだった・・・。

その当時と比べれば、現在では、日本在住の中国武術家のDVDはいくらでも販売されているし、中国製のDVDやVCDも通販で簡単に手に入る。少し探せば、本場中国の宗家クラスの映像も簡単に見ることが出来る。また講習会などに参加すれば直接見るチャンスもあるだろう。本当に良い時代になったなと思う。

しかし、私などは当時の少し怪しくて神秘と真実が混在していた中国武術の世界で一喜一憂していた時代も、また懐かしく思ったりもするのである。

ちなみにこの程聖龍内家拳シリーズは、続編として八卦掌、形意拳なども販売され、現在ではDVD化されているようだ。興味のある方は、DMMやゲオなどでネットレンタルしてみるとよいだろう。

 


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[ 2011/01/02 00:49 ] 書籍☆中国武術史 | TB(0) | CM(0)

書籍☆中国武術史 1 太極拳の科学

中国武術を学び始める理由は人さまざまであるが、当会の男性会員の話を聞いてみると、50代ではブルース・リーの影響を受けた人、40代では松田隆智氏の書籍や「拳児」「男組」などの漫画の影響を受けた人が多い。また30代以下の人では、近年の古武術ブームで興味を持った人も多いようだ。私自身は、幼少の頃よりのプロレスファンであり、10代中盤からはU・W・Fの影響で格闘技を始めた。その格闘技の延長線上で中国武術に興味を持ち、現在まで続けてきた訳であるが、やはりその過程で数多くの中国武術系の書籍との出会いがあった。

このブログサイトは、amazon.co.jp のアソシエイトと提携しているので、今回私も改めて中国武術系の書籍を検索してみた。大変懐かしい書籍もあり、またその当時のことを思い出したりもした。

そこで今回から、書籍☆中国武術史とのカテゴリで当時の修行経験なども思い出しながら、主に中国武術系の書籍を紹介してみようと思う。なお印象に残っている書籍を中心に紹介する予定なので、必ずしもお勧めの書籍ではないことをご容赦頂きたい。

さて、では第一回目に紹介する書籍は、太極拳の科学 陳孺性 (著)である。
ちなみに著者の陳孺性とはPNである。



この書籍を初めて読んだのは、確か図書館だったと思う。正直内容に関しては、今にして思えばというところもあるが、何しろ四半世紀も前に出版された書籍である。当時の中国武術系の書籍のほとんどは、立ち方や突き蹴りの基本、そして型が一つか二つ紹介されていて、最後に型の用法といった感じで、正直空手の教本とさして変わらないものばかりだった。それらと比べれば、当時としては、かなり画期的な書籍だったと思う。

当時の私は、まだまだ格闘技やウェイトトレーニングが練習の中心であり、中国武術系の書籍はさっと目を通す程度であったのだが、不思議とこの書籍は一気に読んでしまった記憶がある。つまり読みやすくて面白かったのだろう。またこの当時は腰を痛めたりして、体力的なものや技術的な部分で伸び悩んでいたこともあり、この頃を機に中国武術(特に内家拳)に興味を持ち始めたように思う。現在まで何度か改訂されながら再版を続けているようだ。興味のある人は、図書館ででも借りてみたらいかがだろうか。amazon.co.jpでも中古品であれば、かなり低価格で購入できるようである。

また、続編として太極拳の神秘―太極拳パワーの謎を解き明かすもある。こちらでは陳家太極拳を紹介しているようだ。私が読んだ当時は、続・太極拳の科学の題名であった。



ちなみにこの書籍のビデオ版が当時販売されていたのだが、当時は高価で買えなかった。近年になってDVDに録画されたものを見る機会があったが、見てみると何とも言えない複雑な感情を抱いたものだ。


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[ 2011/01/01 15:18 ] 書籍☆中国武術史 | TB(-) | CM(-)

最大の難関② 環境の変化②

今回は、前回紹介した中国武術の学び方⑩最大の難関②環境の変化①の続編である。皆さんが修行過程で起こり得る環境の変化を紹介しておくので参考にしてもらいたい。

④転勤や転居
これはまさに武術を続けていく上で、一番の難事だと思う。というのも、自分が通っていた道場に通えない場所に転居してしまえば、当たり前だが道場に通えなくなってしまうからである。

しかし、私自身の経験で言えば、実はこういった環境の変化もそれほど大した事ではない。むしろ自分が通っている道場に一生通い続ける事ができる人の方が少数だろう。実際、私自身も現在は距離のある離れた老師に師事しながら武術を学んでいる。

では具体的に、このような場合、どうやって武術を学んでいくのだろうか。

結論を言えば、まず自分が師事している先生に転居の理由を述べ、今までのように毎回稽古に参加することはできないが、今後も武術の練習を続けて行きたい旨を相談してみるとよいだろう。その道場の在籍中に、よほどの恨みをかっていなければ、ダメだという先生はいないだろう。後は、GWや盆休み、正月休み等の連休を利用したり、出張で近くに寄った際に稽古に参加させてもらうなどして学んでいけば良い。基本的に遠方から道場へ通う方も同じだといえる。

ただし、許可を得てからは、まさに自分次第である。

先生の方も相談されてすぐには信用してくれていないだろう。というのも実際に転居後も道場に通って来る者などそうそうはいないからである。また修行者自身も先生や兄弟弟子達のいない中での稽古は寂しいものであろう。挫折する者が多いのも頷ける。

しかし、そういった環境の中で頑張るからこそ、またそうそう転居後も通ってくる者がいないからこそ、実際に通い続けることで、師の信用を得られやすいという一面もある。要は距離があろうとも本気で学んでいきたいという気持ちが伝わるかどうかである。ある意味、ピンチはチャンスであると言える。

転居後も頑張って通い続ければ、先生の方でもあなたが来るのを楽しみに思ってくれるだろうし、あなた用の練習カリキュラムを用意してくれるかもしれない。つまり次回来る時までの課題や宿題をどっさり準備してくれるだろう。

また一人で練習を続けるのは大変だろうから、向こうで仲間を作りなさいと言ってくれるかもしれない。仲間を作ってよいとは、今まで教えた内容であれば教えても良いということである。つまり一人で通ってくるには、交通費も多大にかかって大変だろうから、向こうで仲間を作って逆に先生を呼びなさいということでもある。先生の交通費を仲間内で分割すれば一人で通っていた時よりも負担は減るだろう。また利益が出れば先生に謝礼として渡すこともできる。何より練習仲間ができ、また指導者としての自覚も目覚めれば功夫のレベルは必然的に上がっていくだろう。

実際、在日の中国人の先生方の多くも同じやり方で学んでいる。日本で教室を開き、仲間を集めて先生を日本に呼んだり、逆に生徒達を引き連れて中国へ学びに行ったりしている。国が違っても学べるのだから日本国内においてはどうとでもなるだろう。やはり最終的には本人の気持ち次第である

「義」を外れた行為。

この項の最後に、同じように転居などの理由により道場に通えなくなった場合などに、逆に好ましくない例をいくつか挙げておこう。

これは私の兄弟弟子が実際に言っていた事だが、先生に対して自分の転居先に良い先生はいないかと尋ねていた。傍から聞いていても、先生が少し気分を害されたのを感じた。

基本的に一門を離れて他の先生に就くというのは、自分から一門と縁を切るということである。自分から縁を切った人間に本当に良い先生などを紹介してくれるだろうか。実際にその転居先に先生の兄弟弟子などがいれば紹介してくれるかもしれないが、やはり礼儀を外れた行為だと思われる。

他門派との並行学習については、双方の門派が認めている場合であれば、礼儀上は問題ないとは思うが、基本的によほどしっかりとした基盤が自分自身に身に付いていないと並行しての習得は難しいと思う。やはり門派によって姿勢などの要訣も違うし、力の出し方(勁道)が異なるため、よほどスイッチの切り替えが上手くできなければ、結果としてごちゃまぜになってしまい、何の拳法だか分からなくなる。

実際、私自身も他門派との並行学習を希望する者を指導した経験があるが、要訣や修正点が全く異なっており、指導の限界を感じた。礼儀上でも技術的にも、少なくとも初心者のうちは、一門派に専修したほうが良いだろうと思う。

またひどい話だと、自分が学んでいた先生を飛び越えて、その上の先生に直接就こうとする者もいるようだ。まぁ自分が習っている先生より、その上の先生に直接就いたほうが早く上手くなるだろうとの安易な気持ちからだろう。しかし、こういった行為は後に自分の首を絞めることになる。自分が習っていた先生の面子を潰している行為だから、元々習っていた先生とは最悪の関係になるだろう。また上の先生にそういったいきさつを知られてしまえば、やはり冷遇されることになる。なぜなら、そういう人物は同じような行為を今後も繰り返す可能性が高いと思われてしまうからだ。


こういった「義」を外れた行為は、最終的に自分自身の修行の妨げとなってしまう。次回は、この「義」というものにも少し触れてみたい。

2011-01-01 記

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練習日時/場所

日曜クラス 14:00~
   筑紫野市,太宰府市

水曜クラス 19:30~
   筑紫野市,太宰府市

火曜クラス 19:30~ NEW!
   太宰府市

八卦掌クラス
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福岡教室
月曜日 18:30~
    福岡市千代地区

佐賀教室
木曜or金曜 19:30~21:00
    吉野ヶ里中央公民館


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