書籍☆中国武術史 4 詠春拳入門
- 2011/01/24
- 03:08
今回紹介する書籍は、詠春拳入門―戦慄の実戦拳法 川村 祐三(著)である。 私は初版本を購入したが、後に改訂版が再販された。現在は絶版のようで定価は2,300円位であったが、中古品でもかなり値段が高騰しているようだ。詠春拳は日本ではあまり知られていないが、欧米ではブルースリーが最初に学んだ拳法として有名である。ちなみに川村先生は、日本語学校の教師だったそうで英会話の本も出版されている。この書籍を購入した頃の...
「信」を築く。
- 2011/01/14
- 23:35
前回、「仁」、「義」、「礼」、「智」、「信」について紹介し、その中でも特に「義」について詳しく説明した。ただ最終的にもっとも重要になってくるのは、やはり「信」という事になってくる。なぜなら最終的に師に対しての「信」信用を築けなければ、やはり指導の制限が付き、弟子になることは難しいと思う。言い換えれば、「仁」にしろ「義」にしろ「礼」にしろ、この「信」を得るために必要なことだと言える。では、どうすれば...
「仁」、「義」、「礼」、「智」、「信」
- 2011/01/10
- 12:49
「仁」、「義」、「礼」、「智」、「信」中国武術を学んでいる方であれば、一度は聞いた事がある言葉だろう。実際、入門の際の心得としている門派も多い。しかし、私自身の感覚だと、これらの字訣は、学生から弟子に選抜される際のある意味バロメータのようにも感じる。要するにこれらの字訣がどの程度、修行者に備わっているかを見られ審査されるわけである。順に説明していこう。「仁」人を慈しむ心。優しさ。思いやりが備わって...
秘密の練習場所♪
- 2011/01/02
- 01:16
秘密の練習場所♪さてさて、年末年始は会員の皆さんはいかがお過ごしだろうか?多少は練習をしてくれているだろうか。それとも例年通り、飲んだくれているのだろうか今回の番外編は、練習場所についてである。当ブログでも再三再四、自主稽古の重要性を説いてきた。では皆さんは、どこで自主練習をされているのだろう。具体的に言うと、太極拳に関して言えば、站樁や基本功は畳半畳のスペースがあれば十分である。平歩で立て...
書籍☆中国武術史 2 程聖龍内家拳 陳氏太極拳
- 2011/01/02
- 00:49
書籍☆中国武術史の第二回は、程聖龍内家拳 陳氏太極拳 を取り上げてみたい。ちなみに今回の程聖龍という名も本名ではないようだ。前回の記事でも書いたが、この書籍☆中国武術史で紹介する書籍やビデオはお勧め商品を紹介するという訳ではなく、あくまで私個人の印象に残った書籍やビデオを当時の思い出と共に紹介するという趣旨なのでご理解頂きたい。では、なぜこのビデオが印象に残っているのだろうか。このビデオを見た当時の私...
書籍☆中国武術史 1 太極拳の科学
- 2011/01/01
- 15:18
中国武術を学び始める理由は人さまざまであるが、当会の男性会員の話を聞いてみると、50代ではブルース・リーの影響を受けた人、40代では松田隆智氏の書籍や「拳児」「男組」などの漫画の影響を受けた人が多い。また30代以下の人では、近年の古武術ブームで興味を持った人も多いようだ。私自身は、幼少の頃よりのプロレスファンであり、10代中盤からはU・W・Fの影響で格闘技を始めた。その格闘技の延長線上で中国武術に興味を持ち、...
最大の難関② 環境の変化②
- 2011/01/01
- 00:25
今回は、前回紹介した中国武術の学び方⑩最大の難関②環境の変化①の続編である。皆さんが修行過程で起こり得る環境の変化を紹介しておくので参考にしてもらいたい。④転勤や転居これはまさに武術を続けていく上で、一番の難事だと思う。というのも、自分が通っていた道場に通えない場所に転居してしまえば、当たり前だが道場に通えなくなってしまうからである。しかし、私自身の経験で言えば、実はこういった環境の変化もそれほど大し...