太極拳血戦譜 笠尾恭二氏 「太極拳の歴史」を学んでみよう。
- 2018/01/10
- 12:12

もう10年近く前に書いた書籍紹介記事です。一部をリライトしてみました。よろしければ、ご参考下さい。 先日、当会の会員さんから「何か中国武術の歴史を知るのに良い書籍はありませんか?」との質問を受けた。本来は各門派ごとに歴史があり、また言い分があるので、詳しくは各門派の先生なり先輩に聞いて欲しいが、初心者が概要を知るのに適したものはないかと本棚を探ってみた。今回、紹介する書籍は、笠尾恭二氏の「太極拳...
書籍☆中国武術史 3 拳聖 沢井健一先生
- 2017/07/10
- 13:01
増補改訂版が発売されました!今回第三弾として取り上げるのは、「拳聖 沢井健一先生」 佐藤 嘉道 (著)である。 第三弾にて初めて、お勧めできる書籍を紹介できた気がするが、この書籍を最初に読んだ時は、実はそれほど印象には残らなかった。というのも当時の太気拳のイメージは、立禅や這いを行なって、後はとにかく喧嘩のような組み手を行なうというイメージしかなかったからである。そんな訳で貸してくれた兄弟弟子には、...
程式八卦掌 麻林城
- 2011/04/06
- 20:51
今回紹介するのは、「程式八卦掌 麻林城」の中国製VCDである。書虫の商品紹介ページYESASIAの商品紹介ページamazon.co.jp の商品紹介ページ麻林城氏の詳細は、日本中国伝統功夫研究会のサイトをご覧下さい。麻林城氏は、衛星放送の「関口知宏のファーストジャパニーズ」の最終回で紹介された横山春光氏の八卦掌の師匠である。私も番組を見たが、肝心の麻林城の動きはあまり放送されなかったので、今回VCDを購入してみた。見てみた...
尹式八卦掌 帯領掌 王尚智
- 2011/03/23
- 23:14
この時期は、セミナーの開催、準備と忙しく肝心の書籍紹介ができなかったが、今回は、馬貴派八卦掌を学んでいる方への特ダネも含めての紹介である。その前に、以前このブログで「今は中国武術を扱っている中国書籍やDVD、VCDも簡単に手に入るようになった」と書いたが、どこで簡単に手に入るのですか?と質問を受けたので紹介しておこうと思う。まず老舗の中国書籍を扱う書店としては、東方書店、内山書店、海風書店、亜東書店 ←ク...
書籍☆中国武術史 6 合気道の科学 発勁の科学
- 2011/02/05
- 22:44
今回は、吉丸慶雪氏の書籍を紹介してみたい。合気道の科学と続編の発勁の科学である。 私が購入したのは、初版本でもう20年ほど前になるのだろうか。現在は新装改訂版が販売されているようだ。私にとっては、第一回で紹介した太極拳の科学 と同じく、中国武術や古武道といったものに興味を持たせてくれた書籍として印象に残っている。いま読み返してみると、伸筋理論のみで全てを解説するのは、さすがに無理があると思うし、何...
書籍☆中国武術史 5 太氣会 天野敏
- 2011/02/01
- 21:42
今回は太気拳界のパイオニア 太気会の天野敏師範のビデオや書籍を紹介したい。長身に甘いマスク、あの笑顔は男でも惚れ込んでしまいそうないい男である。実際、当会会員のYさんは天野師範の大ファンである。 ↑クリックすると、商品画面へ天野敏の太氣拳完全戦闘理論[DVD]天野師範の処女作になるのであろうか、私は前出したYさんにビデオ版を貸して頂いた。感想としては、この第一作では太気拳というよりは、意拳という印象が強...
書籍☆中国武術史 4 詠春拳入門
- 2011/01/24
- 03:08
今回紹介する書籍は、詠春拳入門―戦慄の実戦拳法 川村 祐三(著)である。 私は初版本を購入したが、後に改訂版が再販された。現在は絶版のようで定価は2,300円位であったが、中古品でもかなり値段が高騰しているようだ。詠春拳は日本ではあまり知られていないが、欧米ではブルースリーが最初に学んだ拳法として有名である。ちなみに川村先生は、日本語学校の教師だったそうで英会話の本も出版されている。この書籍を購入した頃の...
書籍☆中国武術史 2 程聖龍内家拳 陳氏太極拳
- 2011/01/02
- 00:49
書籍☆中国武術史の第二回は、程聖龍内家拳 陳氏太極拳 を取り上げてみたい。ちなみに今回の程聖龍という名も本名ではないようだ。前回の記事でも書いたが、この書籍☆中国武術史で紹介する書籍やビデオはお勧め商品を紹介するという訳ではなく、あくまで私個人の印象に残った書籍やビデオを当時の思い出と共に紹介するという趣旨なのでご理解頂きたい。では、なぜこのビデオが印象に残っているのだろうか。このビデオを見た当時の私...
書籍☆中国武術史 1 太極拳の科学
- 2011/01/01
- 15:18
中国武術を学び始める理由は人さまざまであるが、当会の男性会員の話を聞いてみると、50代ではブルース・リーの影響を受けた人、40代では松田隆智氏の書籍や「拳児」「男組」などの漫画の影響を受けた人が多い。また30代以下の人では、近年の古武術ブームで興味を持った人も多いようだ。私自身は、幼少の頃よりのプロレスファンであり、10代中盤からはU・W・Fの影響で格闘技を始めた。その格闘技の延長線上で中国武術に興味を持ち、...