福岡伝統太極拳 湧泉会 ブログ 〔中国武術の時間〕

福岡伝統太極拳 湧泉会は、福岡県福岡市・太宰府市・大野城市・筑紫野市地区を中心に伝統的な楊氏太極拳・陳氏太極拳・馬貴派八卦掌・古伝太極剣・太極刀等の中国武術を専門に練習している教室です! 湧泉会の日々の練習記や行事予定、中国武術系や格闘技系の書籍を当時の思い出と共に紹介。
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太極拳血戦譜

先日、当会の会員さんから「何か中国武術の歴史を知るのに良い書籍はありませんか?」との質問を受けた。

本来は各門派ごとに歴史があり、また言い分があるので、詳しくは各門派の先生なり先輩に聞いて欲しいが、初心者が概要を知るのに適したものはないかと本棚を探ってみた。

今回、紹介する書籍は、笠尾恭二氏の「太極拳血戦譜」である。

笠尾氏のこのシリーズは、著者と五郎くんの対談方式が漫才のようで、初心者には読みやすく面白いかもしれない。太極拳の五大流派についても一通り触れているし内容的にも太極拳と白鶴拳の試合や台湾系の楊式太極拳とプロレスラーの試合など類書で触れていない記事も掲載されている。(どちらも現在you tubeで公開されているようだ)もちろん笠尾氏が学んだ門派よりの考え方や彼独特の歴史解釈などもあり、一概に肯定できないところもあるが、一読の価値はあると思う。現在は絶版のようだが、中古価格はまだそれほど高くなっていないので今が買い時かもしれない。



その続編として刊行されたのが「少林拳血闘録」である。こちらは、少林拳を中心に話しが進められている。華拳の達人 蔡龍雲や査拳の王子平のエピソード。映画「スピリット」の主人公 霍元甲、そしてご存知 ブルース・リー、そして八極拳 李書文の話しと盛りだくさんである。他に蟷螂拳に関しても詳しく紹介している。内家拳にしか興味のない方も一読してみてはどうだろうか。

 

続いて紹介する書籍は、「君はもう拳意述真を読んだか」である。こちらも笠尾氏と五郎君の対談形式である。「拳意述真」の著者 孫禄堂は、形意拳・八卦掌・武式太極拳をいずれも超一流の武術家に学び、いわゆる内家拳というひとつのカテゴリーを作った武術家である。伝記編では、孫禄堂自身の見聞による当時の形意拳家、八卦掌家、太極拳家のエピソードが紹介されている、極意編では、主に形意拳の練習過程について説明されているが、こちらも著者自身が聞いた当時の武術家の要訣が紹介されている。初心者には少し難しいかもしれないが、読んでみる価値は高いだろう。しかし、絶版後にこれほど価格が高騰しているとは驚いた。



次に紹介するのは「中国拳法伝 新版」である。こちらは笠尾氏の初期の著作だが、大まかな年代ごとに当時の中国武術界のエピソードを紹介している。読んでみるとなかなか読み応えがあって面白い。近年になって復刊されたので、ぜひ読んでみると良いだろう。

 
笠尾氏の書籍で最後に紹介する書籍は、「中国武術史大観」である。こちらは笠尾氏の中国武術史研究の集大成といった形だろうか。まさに百科事典なみの大きさである。おそらく大きな図書館に行けば、置いてあると思うので見てみると良いだろう。



笠尾氏に対しては、ぜひ今後も中国武術書籍の良書の翻訳をして頂きたいと思います。

他の中国武術の歴史を紹介している書籍も次回以降に随時紹介していきます。


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[ 2011/06/07 12:12 ] 書籍☆中国武術史 | TB(-) | CM(-)

程式八卦掌 麻林城

今回紹介するのは、「程式八卦掌 麻林城」の中国製VCDである。
書虫の商品紹介ページ
YESASIAの商品紹介ページ
amazon.co.jp の商品紹介ページ

麻林城氏の詳細は、日本中国伝統功夫研究会のサイトをご覧下さい。

麻林城氏は、衛星放送の「関口知宏のファーストジャパニーズ」の最終回で紹介された横山春光氏の八卦掌の師匠である。私も番組を見たが、肝心の麻林城の動きはあまり放送されなかったので、今回VCDを購入してみた。

見てみた感想としては、やはり非常に良いという感想だった。動きももちろんだが、このシリーズは、基礎、套路、兵器と段階的に紹介されていて非常に優れた練習体系を有しているのではないだろうか。また散手技法の一部も大変参考になった。独習はもちろん進めないが、八卦掌を学んでいる方には良い参考資料になると思う。ちなみに麻林城氏の風貌はどことなく武当拳法協会の馮正宝老師に似ている気がしたのは、私だけであろうか。

程派八卦掌を日本で普及している団体としては、他に日本八卦掌協会がある。本田氏のDVDも発売されているので、同じ程派の八大母掌を比較してみるのも面白いかもしれない。



また完全な程派ではないが、以前、蓋世企画から発売されていた「王樹金・八卦掌の真実」なども参考になるかもしれない。現在でも全日本中国拳法連盟のサイトで購入できるようだ。

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※なお、海外製のDVDを購入する際は、映像方式がNTSCかPAL方式かを必ずご確認下さい(PAL方式のDVDは、日本製のDVDプレイヤーでは視聴できません)またリージョンコードにも注意が必要です。リージョンコードが2もしくはALL以外のDVDは、日本製のDVDプレイヤーでは視聴できません。当会では、再生トラブルの責務は一切負いません。各自の責任において視聴及び購入して下さい。

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[ 2011/04/06 20:51 ] 書籍☆中国武術史 | TB(-) | CM(-)

尹式八卦掌 帯領掌 王尚智

この時期は、セミナーの開催、準備と忙しく肝心の書籍紹介ができなかったが、
今回は、馬貴派八卦掌を学んでいる方への特ダネも含めての紹介である。

その前に、以前このブログで「今は中国武術を扱っている中国書籍やDVD、VCDも簡単に手に入るようになった」と書いたが、どこで簡単に手に入るのですか?と質問を受けたので紹介しておこうと思う。

まず老舗の中国書籍を扱う書店としては、
東方書店内山書店海風書店亜東書店 ←クリックすると、各書店のホームページへ
等がある。どの書店も中国武術系の中国書籍、DVD、VCDを扱っており、通販も行なっている。

また近年、私がよく利用するサイトとしては、書虫(武術ストア)がある。
このサイトは、元々他の書店と比べ、価格が安いという特徴があったのだが、数年前から中国から商品を直接発送するサービスが始まり、在庫の無い書籍も以前より格段に早く手に入れることができるようになった。

もうひとつ、私が利用するサイトとして、YESASIAがある。
このサイトは、とにかく価格が安い。またまとめ買いでUS$39.00以上は配送料無料のサービスがある。ただ、注文してから届くまで3~4週間かかるのが難点であろうか。

※なお、海外製のDVDを購入する際は、映像方式がNTSCかPAL方式かを必ずご確認下さい(PAL方式のDVDは、日本製のDVDプレイヤーでは視聴できません)またリージョンコードにも注意が必要です。リージョンコードが2もしくはALL以外のDVDは、日本製のDVDプレイヤーでは視聴できません。当会では、再生トラブルの責務は一切負いません。各自の責任において視聴及び購入して下さい。

今回紹介するのは、「尹式八卦掌 帯領掌」王尚智氏のVCDである。
書虫の商品紹介ページ
YESASIAの商品紹介ページ

王尚智氏は、父 王敷、そして後に何忠祺に正式に拝師をした尹式八卦掌の伝人である。
王尚智氏について詳しくは、尹派八卦掌のブログを見て頂くとして、
私がこのVCDを見て、とにかく驚いたのが、この尹派の帯領掌の套路の構成が、
馬貴派八卦掌の88式の套路の構成とほぼ同じだったことである!

馬貴は、最初尹福に学び、後に董海川からも直接指導を受けたとのことだから、系統で言えば、もちろん同系統という事になるのだが、八卦掌の場合は、同系統と言えども一代違えば八大母掌の校正も随分変わっていることが多いので、同じ校正の套路が伝承されていたことに驚いてしまった。

ただ全く同じという訳ではなく、王氏の尹派と李老師の馬貴派では、根本的な姿勢や走圏の要求が異なるので、全体的な印象は少し異なるようだ。88式と比べると全体的にシンプルな印象で、技法によっては方向が逆であったり、他の手法が使用されており、また省略されている技法もあるようだ。同じ陳式太極拳でも老架、新架、小架で若干風格が異なるのと同じようなことだろう。私としては他系統でこの套路が伝承されていたことに親密感を覚えたし、嬉しかった。ちなみに王氏は、どことなく顔つきが太気拳の岩間先生に似ている気がするが、そう感じたのは私だけだろうか…。

なお上記で紹介したYESASIAだが、このサイトでは、昨年香港で発売された「馬派八卦掌」も購入できるようだ。私も購入したが、劉先師や干老師の写真が多数掲載されている。馬貴派八卦掌を学んでいる方は、参考資料として見てみると良いだろう。

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[ 2011/03/23 23:14 ] 書籍☆中国武術史 | TB(-) | CM(0)

書籍☆中国武術史 6 合気道の科学 発勁の科学

今回は、吉丸慶雪氏の書籍を紹介してみたい。合気道の科学と続編の発勁の科学である。

  

私が購入したのは、初版本でもう20年ほど前になるのだろうか。現在は新装改訂版が販売されているようだ。私にとっては、第一回で紹介した太極拳の科学 と同じく、中国武術や古武道といったものに興味を持たせてくれた書籍として印象に残っている。

いま読み返してみると、伸筋理論のみで全てを解説するのは、さすがに無理があると思うし、何か本質的なところが見逃されているような気もするが、当時の合気道系の書籍といえば、合気道技法の紹介か開祖 植芝盛平翁の超難解な教えを紹介した書籍がほとんどだった中で、身体の動かし方や力の出し方を中心に紹介した点では、やはり画期的だったように思う。

ちなみに私は本書で稀代の名人である 故佐川幸義氏や武田惣角翁の名前を知った。合気道の科学では、合気の創始考として合気道の原型である大東流の歴史や大東流合気柔術の技法が一部紹介されている。発勁の科学では、発勁技法を力学的もしくは物理の観点から解明を試みている。こちらも読み返してみると、ん?と思う部分も多い気がするが、我々日本人と西洋人の身体感覚の違いなど興味深い記事も多いようだ。

この2冊の続編として以下の書籍も出版されている。

  

合気道の奥義では、佐川先生の口伝を基に心技護身拳なる拳法と佐川伝の大東流一ヶ条、二ヶ条の技法が紹介されている。合気道極意の秘密では、佐川氏の談話が多く紹介され、著者の総論という内容だろうか。著者は、その後大病を患われ、現在はネット上で執筆活動をされているようである。色々な意見もあったと思うが、佐川氏の口伝や談話、技法をあの時代から公開してくれた事は、我々にとって非常に参考になったし、ありがたかったと思う。心より回復をお祈りする。


2011年に最終巻として「合気之術の科学」が発売された。


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[ 2011/02/05 22:44 ] 書籍☆中国武術史 | TB(-) | CM(-)

書籍☆中国武術史 5 太氣会 天野敏

今回は太気拳界のパイオニア 太気会の天野敏師範のビデオや書籍を紹介したい。長身に甘いマスク、あの笑顔は男でも惚れ込んでしまいそうないい男である。実際、当会会員のYさんは天野師範の大ファンである。

 
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天野敏の太氣拳完全戦闘理論[DVD]
天野師範の処女作になるのであろうか、私は前出したYさんにビデオ版を貸して頂いた。感想としては、この第一作では太気拳というよりは、意拳という印象が強かった。実際当時は、意拳のヨウ兄弟を招聘したり、中国へ意拳を学びに行かれていたようだ。

   
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天野敏の 太氣拳挑戦講座[DVD]
こちらもビデオ版を借りて見たのだが、第一作の完全戦闘理論とは、明らかに雰囲気が違っていた。どっしりと腰も落ち、重さも出てきている。おそらく天野師範の中で、意拳で学んだ理論や練習体系と元々学んでいた太気拳の稽古法が融合され、ご自身でも納得いく練習法を確立されつつあったのだろう。確実に上達されているという印象を受けた。

 
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天野敏 組手再入門[DVD]
こちらは、前シリーズから少し時間を空けて販売されたようだ。見てみると、肌つやも良くかえって若返っているように見える。この作品の上巻では、組み手を重点に説明されている。下巻では、改めて練習方法を紹介しているが、前シリーズと比べるとより隙間のない動き(小架)になっているようだ。年齢を超えて上達するという現実が太気会では、実践されているようである。

  

上記、作品の書籍版として、太気拳の扉組手再入門も発売されている。併せて参照する価値はあるだろう。他に天野敏の拳舞-KENBU-[DVD]では音楽とのコラボにも挑戦されているようだ。

天野師範の出現により太気拳の練習体系が理論的に紹介され、以前の喧嘩拳法というイメージは、随分変わったようにみえる。まさに太気拳界のパイオニアと言えよう。今後のご活躍にも期待したい。


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[ 2011/02/01 21:42 ] 書籍☆中国武術史 | TB(-) | CM(0)
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   筑紫野市,太宰府市

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   太宰府市

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詳細は、こちらをご覧下さい。

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    福岡市千代地区

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木曜or金曜 19:30~21:00
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